なんと、カルロス・ゴーン氏の保釈金が10億円という。
さすがに、即日の用意は不可能だったようだ。
弁護人たちは2019年3月6日(水曜日)にも納付する予定だ。
気になるのは、10億円の保釈保証金(ほしゃくほしょうきん)の行方だ…。
東京地裁は(2019年3月)5日、会社法違反(特別背任)などの罪に問われた日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)の保釈を認めた決定に対する東京地検の準抗告を棄却した。
保釈金は、裁判の判決後、有罪無罪に関係なく全額が戻ってくる
保釈金は、いわば、抑止力のための費用と考えることができる。
以下の問題がなければ、判決後 1週間から2週間後に全額が戻される。
① 正当な理由なく裁判に出頭しないとき
② 逃亡するおそれのあるとき
③ 罪証隠滅のおそれのあるとき
④ 被害者などを畏怖させたとき
⑤ 保釈の条件に違反したとき
10億円の金利はどのくらい?
しかしながら、保釈金には金利がつかない。裁判が終わるまでに得られた思われる金利はどのくらいなのか?
通常の都市銀行だと、普通預金だと、年0.001% 定期でも年0.010%
つまり10億円を預けても、年利0.001%
一度覚えると一生使える年利の計算方法
【A】1万円を【B】普通預金の年利0.001%で【C】1年間預けた場合
1万円×0.001% = 【D】年間利息 0.1円
1万円× 0.00001(0.001%÷100)= 0.1円
えー!たったの0.1円!
【A】1万円を【B】定期の年利0.010%で【C】1年間預けた場合
1万円×0.010% = 【D】年間利息 1円
1万円がようやく1円の利息!
あおぞら銀行のネット定期預金にすると、1000万円以上だと6ヶ月で、年0.15%
※税引き後 0.119% となる。
http://www.aozorabank.co.jp/netbranch/kinri/#p2
1万円で年0.15%で1年で…。
1万円×年0.15%= 15円 6ヶ月だと 7.5円
10万円×年0.15%= 150円 6ヶ月だと 75円
100万円×年0.15%= 1500円 6ヶ月だと 750円
1,000万円×年0.15%= 1万5,000円 6ヶ月だと 7,500円
1億円×年0.15%= 15万円 6ヶ月だと 7万5,000円
10億円×年0.15%= 150万円 6ヶ月だと 75万円
※実際には税金がかかるので0.119%の税引き後年利
10億円×年0.119%= 119万円 6ヶ月だと 59万5,000円
ということで、10億円で半年だと60万円程度、1年でも120万円くらいの利息を損します。
しかし、カルロス・ゴーンさんクラスだと、富裕層向けのヘッジファンドで運用されているから年利5% は固いでしょう。
すると…なんと!!!!
10億円×年5%= 5000万円 6ヶ月だと 2500万円
ヘッジファンドとは…
プロにお金を預けて運用を委託する資産運用方法のひとつ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘッジファンド
お金はどこに預けるかで雲泥の差です。
つまり、保釈金だけでも半年で2500万円分の金利の損害。
裁判が1年に及ぶと、5,000万円の損害です。
1日あたり13万6986円の損失することとなります。