「セブン―イレブン」店頭受け取り対象商品を11月から150万品目に拡充した。対応する「セブン―イレブン」は首都圏の約7000店舗。
7&iHDの鈴木敏文会長は、トーハン出身で、トーハンの副会長・取締役でもある。
セブンネットショッピングの株主構成は、
株式会社セブン&アイ・ネットメディア 50.8%
ヤフー株式会社 31.3%
鈴木康弘(鈴木敏文の息子) 10.3%
株式会社トーハン 7.7%
amazonで本を買っても、翌日届くというメリットがある。しかし、セブンネットで買った本には、セブン-イレブンのコーヒーが無料でもらえるという来店購買機会を想定しているからできる。
コーヒー無料キャンペーンは、期間限定であるが、再々延長で恒常化している。
セブンイレブンのSEVEN CAFEのコーヒーは原価が高い。
一杯あたり46.8円と原価が50%近い。しかしこれはセブン-イレブン本部のFC店への卸し売りととらえることもできる。
それでもコンビニエンスストアの粗利益率が50%を超える商品はファストフード類のみなので、FC店にとってもこの原価率でも問題がない。
一番の問題は、セブンネットショッピングのサイトのUIだろう。
http://www.7netshopping.jp
http://www.7netshopping.jp/books/business/
トーハンとは、「セブンーイレブン」店舗への書籍・雑誌の供給などで取引があり、すでに「セブンネットショップング」で扱う書籍・DVDなどの店頭受け渡し商品の店舗配送も担当しているが、今回の取り組みでは、久喜市の物流センターに在庫する他のカテゴリー商品をトーハンの配送車両に載せ「セブン―イレブン」各店舗に配送する。また、店舗販売用の雑誌・書籍供給での返本対応のノウハウを活かし、「セブンーイレブン」店頭でネット販売購入商品の返品ができるようにする考え。
7&iHDでは次のステップとして、2015年以降に店頭受け取り対象商品を300万アイテムに拡大し、注文当日に店頭で受け取りができるようにすることも計画する。
現状、トーハンの「セブン―イレブン」店舗への雑誌・書籍の供給は1日1便のため、店舗ごとに注文した商品が届く時間は異なると見られるが、朝に注文した商品が当日夜に、あるいは夜中に注文した商品が翌朝に最寄りの「セブン―イレブン」店舗で受け取るといった利用シーンが想定できるという。当日受け取りについても、首都圏の店舗でサービスを始め、子会社化したニッセンホールディングスの物流センターなどを使いながら展開エリアを拡大していく考えのようだ。