Googleメールアプリ「Inbox」を発表!

まだ、Inboxを試していないので、なんとも言えないが、おそらく、サジェスト機能が追加されたように思う。

問題は2バイトの日本語処理の問題だ。
英語の文法は、解析も主語+動詞の関係性が明確なので、ほぼサジェストすべき解析は明確で、多少目的語や補語がまちがっていても、9割は正しくなるアルゴリズムでできている。

しかし、日本語は、主語が省略される傾向にあり、動詞は一番文章の最後ということでは、機械にとっては一番、分析しにくい大変な言語である。

Appleの音声アシストである Siri も、日本語ではほとんど、禅問答のような会話が好きな人しか利用に値しないのもその原因だ。

さらに漢字、カタカナ、ひらかな、全角、半角、アルファベットの全角、半角と使用キャラクターも尋常ではない。

「Inbox」が画期的かどうかは、すでにfacebookやLINEや、twitterによって、メールの重要な機能が分散化している状況なので、すぐに導入しても、仕事がたちゆかなくなる…なんてことにならないと思う。

Google、全く新しいメールアプリ「Inbox」を発表~大量のメール処理に追われる生活から抜け出すさまざまな工夫 -INTERNET Watch.

 Inboxにはメールを自動的にひとまとめにする機能がある。これは、Gmailに昨年追加された同じ種類のメールをまとめる機能に似ているが、Inboxではさらに改良したという。

一例として、領収書と銀行の明細書は同じグループにまとめられるため、一目見て処理を終えられる。それだけでなく、どのようなメールをまとめるべきかをInboxに教えることも可能になるという。

また、メールの重要情報を見出しでハイライト表示してくれる。例えばフライト日程、イベント情報、友人や家族から届いた写真や文書などだ。さらにただハイライトするだけでなく、航空機のフライト日程であればフライトのリアルタイムステータスを、商品の注文状であれば発送状況といったユーザーが必要としそうな情報を自動的にウェブから検索し、同じ見出しに表示してくれる。Inboxの画面を一覧するだけで概略をつかめるほか、通常であればメールを読んでから検索しなければならないような情報も、その場で得られるようになる。

ToDoリストなど、生活改善に使用するための機能も用意。自分宛のリマインダーを設定すると、Inboxが自動的に情報を追加してくれる。例えば電気店に電話しなければならないとすると、リマインダーに登録した時点でInboxが店の電話番号と開店時間を追加する。レストランを予約すれば、予約確認メールに地図を追加する。航空券を予約すれば、チェックインのリンクも追加してくれる――といった具合だ。

このように仕事からプライベートまで大量のメールで処理していると、メールの量に圧倒されがちだ。そのためInboxでは、メールとリマインダーを一時停止(スヌーズ)しておき、自宅や職場など特定の場所に移動した時にスヌーズを自動解除できるという。

Inboxは、Gmailを開発した同じチームによって開発された。また、Inboxの提供後も現在のGmailを使用し続けることが可能だと説明している。

(青木 大我 taiga@scientist.com)