なんと、眼からウロコのすごい、癌とカレーの華麗な関係
カレーには癌の抑制効果がある
名古屋大学農学部と国立がんセンターとのマウスを使った共同実験で、カレーの中の『クルクミン』という物質が大腸癌と胃癌に対して抑制効果があることを発見しました。
ターメリックの成分クルクミンが癌を予防する
カレーの中には、ウコンを乾燥させたターメリックというカレー粉には欠かせないスパイスが入っていますが、この中にクルクミンという色素成分があり、これが癌を抑制する働きをしています。
カレーを黄色くしているのは、まさにそのクルクミンなのです。クルクミンは腸から吸収される時に「テトラヒドロクルクミン」というものすごく強力な抗酸化物質に変換されることを同研究で見つけました。
テトラヒドロクルクミンの強力な抗酸化作用で、活性酸素が起こす細胞の癌化を防いでいる可能性があるということです。
クルクミンが代謝されて生成する「テトラヒドロクルクミン」が機能性発現に重要な役割を果たしているという結果でした。そのメカニズムは、クルクミンを摂取するとまず腸管上皮細胞で還元され、強力な抗酸化性を持つテトラヒドロクルクミンに変換されたのち、酸化ストレス制御機能を発現するという興味ある機構でした。
http://ukonken.jp/future/01.html
癌はスパイシーな食事を嫌う
日本薬科大学学長の丁宗鐵先生は、癌細胞は温かいところが苦手なので、スパイシーなカレーは「癌が逃げ出す」食事療法としてとても有効であると述べています。
カレーは香辛料の効果で体温を上げて代謝をよくします。つまり癌の住みにくい環境をつくることができるのです。クルクミンの抗酸化作用とこの体温上昇効果がミックスされ、癌も逃げ出すということでしょう。
インド人には癌患者が少ない
カレーを主食とするインド人には、びっくりするほど癌にかかる人が少ないのです。主要20カ国で癌にかかる率が最も低く、しかも他を圧倒するほどの極端な低さになっています。
確かインド人は毎日朝から晩までカレーばかりを食べていますよね。以前テレビでのインド特集があって、それを見てびっくりしました。
しかし、インド本場のカレーと日本のカレーとは根本的に違いますよね。だから思います。
「日本のカレーでは癌の抑制効果などないのではないか?」
しかし心配いりません。日本のカレーにもしっかりとクルクミンが入っています。
ちなみに余談ですが、インド人の死因ワースト3は以下のようになっています。
1位 虚血性心疾患
2位 慢性閉塞性肺疾患
3位 心臓まひ