ゲーム×ビジネス『カンパニーゲーム』
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オンライン版の『マネジメントゲーム』の簡易版だ。
今回は、1期からの大型経営にトライ
■1期から、採用4人 大型機械2台持ちの固定費25億円コースにトライ
2021年、新春あけましておめでとうございます!
年末、年始も関係なく『カンパニーゲーム』を開催していました!
今回のルールは、借り入れも制限なし。海外仕入れもありの大型のゲーム
通常は、ワーカー2名で大型機械1台体制をおススメしててはいるが、
広告のターンや、大型機械2台保有した時のワーカー採用のターンを無駄にしないために初期に4名のワーカーもしくはセールスの採用で2名を配置転換した場合の1期の結果を共有する。
ラッキーカードで広告3枚を1枚0.3億円、
3枚で0.9億円で購入して、固定費が25.1億円となった。
■毎期、損益計算書と貸借対照表を比較
経営状況を過去から会計(アカウンティング)し、未来を財務(ファイナンス)します
■固定費25.1億円の概要
固定費の要素は、5つ
1.製造固定費、2.販売費、3.一般管理費、4.研究開発費、5.営業外費用
1.製造固定費 機械は一台20億円かかり、ワーカー1名がいないと稼働できない。
しかし、一度購入してしまえば、減価償却は年間2億円、機械維持費が初年度2億円。次年度からは毎期+0.2億円
つまり、一台の機械につき固定費は、減価償却2億円と機械維持費用の4億円が計上される。 2台だと8億円がかかる。
同様にワーカー、セールスは一人あたり、初年度0.5億円の採用費、1.5億円の給与 一般管理費が1億円の合計 3億円がコストとしてかかる。
2名いれば6億円 3名いれば9億円 4名いれば11億円 だ。
営業外費用の3億円は、銀行借入れ30億円の利息が期首に引かれる。
つまり、27億円しか運用できない。そして、返さないと毎期の期首に残金の1割が引かれる。
こららの合計が固定費となる。
原則的にこの固定費を超える、付加価値=売上総利益があれば、1億円でも上回れば繰越利益剰余金が発生し、純資産が増える。
最も重要なのが、固定費がいくらくらいになっているかの事前シミュレーションだ。
■コスト構造 付加価値単価1.5の場合
20億円の固定費だと、1.5の付加価値単価であれば、
20億円÷1.5億円= 13.3個
13.3個 つまり14個以上の販売で経常利益が出る計算だ。
大型機械1台で4個生産できるので、4の倍数で仕入れをすれば無駄がない。
つまり、4,8, 12, 16,20 一期では16以上の仕入れは資金ショートの可能性がでてくる。
材料を仕入れた以上の販売は不可能なので、仕入れ数をメモするだけでも、販売個数を掌握しやすい。
今回、25億円の固定費だと、1.5の付加価値単価であれば、
25 億円÷1.5億円+16.6個
つまり17個以上の販売が必要だ。今期は20個販売できたので、3個分の利益をふくめて幸いにも経常利益が5.8億円生み出せた。
また、カンパニーゲームでは、経常利益から特損をひいた税引前当期純利益から、法人税が50%が削減される。
残った金額が当期純利益として、資本金に追加される。マイナスだと資本金から減っていくこととなる。
■原理原則 基本は固定費を上回る『売上総利益』を捻出する経営ゲーム
売上や売上単価、売上数量よりも、固定費をいくら超えるかによって利益がきまる。
固定費を削減するのも自由、固定費を上げても利益がでやすければそれもあり。
4名体制、大型工場2台でも利益が1期から利益がだせる。
2期、3期での純資産合計がすべての結果
2期では最高益 100億円の売上高!
3期は赤字に転落 借入金も100億円!固定費は44.1億円に 大型機械3台持ち 生産量は12個のさらなるパワープレイへ舵切り…
4期でなんとか経営回復 あぶないあぶない… 固定費は45.5億円
3期の工場の3台持ちの経営が問題であった。
■最終的に経営データから分析してレビュー
メンバー有志によるGoogle SpreadSheetのピボットでの比較グラフ
各期の純資産額の推移がヴィジュアルで掌握することができる。
販売個数の伸び等がよくわかる。
4期までの通期の販売個数、競争力と競売価格もわかる。
販売個数も圧倒的に高く、競争価格も同じくらいだから、成績はどうかというと…?
■さて、ゲームの順位は…なんと最下位でした!
…なんと、純資産は最下位でした!
たくさん売って売上を上げれば良い訳ではないことがよく実感できたゲームでした。
最終的には『純資産額』がいくらになるかを競って順位をつけます。結果は最下位です。
もちろん、毎期、結果が変わります。
売り上げも売上個数が、一位の人の2倍以上あっても、固定費が2倍以上、かかりすぎると経常利益ではほとんど差がでていないことがわかります。
積み重ねの経常利益が、最終的な純資産額へ影響を与えていることがよくわかるゲーム結果でした。
売上高、売上個数も圧倒的だが固定費も圧倒的、結果として計上利益がでていないと、3期の赤字を4期で回収しきれなかった結果だ。
4期終了時点での、トップとの純資産の差は、42.2億円−33.6億円なので、8.6億円分の純資産の差である。
■0.2億円の単価アップ
売上高では、147.1億円に8.6億円プラスの155.7億円である必要がある。
4期の平均単価を0.2億円アップして、2.78億円にしていれば、個数が56個であれば達成できた。たった0.2ドルの値上げだ。
■8.6億円分の固定費削減
固定費のうち、資金の借り入れが100億円のうちの10億円が利息だ。3期の借り入れを慎重にしておけばという、たらればも考えられる。たとえば、借り入れを3期の追加50億円がなければ、5億円分はういていて残りは3.6億円の固定費削減ができた。
コストカットは成長のさまたげになる
■今回のゲームでは、青チップの『研究開発』に誰もターンを割かなかったので、回転数が上がり、応札機会がふえていった傾向がある。
■ゲームが終了してから、自分の経営を振り返ることによって、意思決定の反省点が見えてくる。実際の経営とよく似ている。
■『カンパニーゲーム』初心者会は、毎週火曜日20時から実施しています!
初心者の方は、まずは火曜日の20時の会からご参加ください!
体験をご希望の方は、こちらから…
■基本的にすべてPCのオンラインで実行します。
■ZOOMを使用して、フェイストゥフェイスで、マイクで会話をしながらおこないます。ノイズがまわらないように、ヘッドフォンやヘッドセット推奨です。
一ヶ月間は、無料でトライできます
月額3,000円の月額制です。
毎週、火曜日、木曜日、土曜日に開催している『経営シミュレーション』の
『カンパニーゲーム』のゲーム解説
ゲーム×ビジネス『カンパニーゲーム』
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