【電子書籍ケース事例】『えんとつ町のプペル』のお金の奴隷解放宣言

お笑い芸人のキングコングの西野さんの絵本がベストセラーになっている。

それだけではない…。無料公開したらさらに売れているというのだ… 2017年1月23日

無料公開は、2017年1月19日

amazon絵本でベストセラー1位

楽天booksでも1位
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『えんとつ町のプペル』無料公開中

無料で読めるページはこちら 無料公開は、2017年1月19日
http://spotlight-media.jp/article/370505056378315909

なぜ、無料で公開されているのに買うのか?

それは、「絵本」という特殊性かもしれない。

手でもって、お母さんに音読してもらいながら、想像を育んだりするのが絵本という媒体特性なのかもしれない。

たしかに絵本はネットのブラウザでスクロールして読む読み物ではない。

しかし、どうやらそれだけではなさそうだ…。

西野さんの無料の声明分を読むと、お金の価値への挑戦とも、とらえることができる。

読み放題で、雑誌までが疲弊するのか? コンビニで雑誌が立ち読み禁止となり、 ヒモやらバンドでページさえ開けなくなっている。パパママ書店が毎年つぶれ、活字ばなれが進む。

「書籍」にかぎらず、「書物」という媒体そのもののパッケージの価値が再編されようとしているのは確かだ…。

【あとがき】より

せっかく生んだ作品も、お客さんの手に届かないと、生まれたことにはなりません。10万部《売れる》ことよりも、1000万人が《知っている》ことの方が、はるかに価値があると僕は考えます。

それに、人間が幸せになる為に作り出した『お金』で、人間に格差ができるのなんて、やっぱり全然面白くない。お小遣いなんて貰えない幼稚園児や小学生が、出費が重なって金欠になった学生や主婦が、何かの事情で本屋さんまで足を運ぶことができなくなってしまった人達が、それでも手に入れられるモノにしたい。

今回の無料公開が、どう転ぶかは分かりません。この絵本の制作には4年半を費やしました。もしかすると、この挑戦により、一冊も売れなくなってしまうかもしれません。しかし、たとえそうなったとしても、たくさんの人が『えんとつ町のプペル』を知ってくれさえすれば、また次の挑戦ができると僕は信じています。

今、足がプルプル震えているのですが、皆様に1つだけお願いがあります。「おい、西野!お前のその心意気、買ったぞ!」という方は、ぜひこの記事をシェアしていただけないでしょうか?たくさんの人に『えんとつ町のプペル』を届けるため、どうか宜しくお願い致します。

えんとつ町のプペル
http://spotlight-media.jp/article/370505056378315909