イメーションのフルハイビジョン・ホームサーバーFlexLink HD2800がやってきた!
今回、このFlexLink HD2800に一番興味を持ったこと、それはズバリ、撮影したメモリーディスクの再生しながらの取り込み機能である。
HDMIで出力するだけならば、PCで取り込んでHDMIの出力ボードで再生するということも可能である。また、Apple TVを使用して、デスクトップのiMacのデータをHDMI出力させることもできる。
しかし、必ずデータを一度、本体に転送してからでなければ、再生することはできなかった。写真くらいであれば問題ないが、ビデオデータとなると転送が終わるまで待つのは当然の必要な待ち時間であった。
かつてのダビングやキャプチャであれば、録画した同じ時間が必要であったが、最近は録画時間よりもかなり短い時間で転送が終わるからかなり待ち時間は解消された。
それでも待たされることには変わりはない。
その時間をなんとかするためには、ビデオカメラを再生機として使用する。
それで取り込み時間をゼロとすることができる。しかし、それではその間、カメラが全く使えない。また、いずれ、取り込みはどこかのタイミングで行わなくてはならない。
そんなニーズにFlexLinkなら答えてくれそうだ。
まず、サイズがコンパクトである。撮影直後の未編集のデータでも、HDMIケーブルで接続するだけで、瞬時に再生することができる。
今まで手元にあったものがすぐに再生されているという気分は、なんだか手品を見ているような気分になる。しかも取り込みを進行している。
ボクの場合は、展示会場などのリアルタイムレポートなどに、このFlexLink HD2800 を活用しようと考えている。
展示会場のブースでイベントを、まずはビデオで収録する。
イベントが終了後、すに、このFlexLink HD2800 にSDカードを挿入。
舞台のHDMIで接続されたスクリーンには、フルハイビジョンで投影される、いや投影ではなく、転送しながら、同時再生となる。
現場での再生が確認できたら、そのままカメラに2枚目のディスクを入れて、別イベントの取材に向かう。別イベントを取材中にも、HDMIモニターは、先ほどの取材部分を上映している。
そして、2番目の取材の終了後、その記録したデータと、転送が終わっているディスクを交換する。
すると、転送しながら、2番目の取材映像が流れる。そして3番目の取材へと向かうことができる。
その繰り返しで、データは順次、新しい撮りたての映像がHDMI経由で再生されながら、HDDに記録される。
展示会場のイベントレポートにはまさにうってつけの機能ではないだろうか?。早くどこかで試してみたくなってきた。
結婚式などでの疑似リアルタイムレポートなどにも使えるだろう。
続々とやってくる参加者のコメント、自己紹介。
それをそのまま開催前に上映。
さっきまでの映像をすぐにリプレイできるということはコミュニケーションのあり方が変わる気がする。
もちろん、こどもの音楽会にもあれば重宝する。ロビーで先ほどの演奏をプレイバックしていると、お母さんたちも大喜びかも。そして、遅れてやってきたお父さんも現場でわが子を確認できたりすることだろう。こどもが「お父さん見てくれてたの?」なんてコメントのシーンまで想像できる。
現在は書き出しに対応していないが、ファームウェアがアップデートされる予定なので、書き出しが可能となればいろいろと活用シーンが増えてくるだろう。書き出しというよりも、本当は外部HDDを増設したり交換できるとさらにうれしいのだが…。
最近ではHDDのバルクが1TBで8000円クラスで登場している。1GBあたり、たったの8円である。Blu-rayの倍密50GBでも400円、DVD4.7GBなら、37.6円だ。
これはもうパッケージで残すのではなく、磁器メディアをバックアップを入れて2台で保存しておいたほうが賢いかもしれない。HDDも購入ではくASPでリースみたいなビジネスモデルもありだろう。そうするとイメーションのビジネスも広がるだろう。
現在のハードウェアの容量と価格で、購入者をセグメントするよりも、使いやすい価格で広くばらまき、2年間くらいのしばりがあるほうがこのようなデバイスの販売方法に向いているのかもしれない。イーモバイルの100円PCモデルだ。
このサイズで1Kgなので、取りためたデータをそのまま客先やプレゼン会場で接続してみせることも可能となる。HDMIがなくてもアナログ系統の出力があるので、対応できるが、せっかくのハイビジョンはやはりキレイな状態で見てほしいと思う。
そろそろウチのディスプレイもHDMIケーブルが不足してきた。これからはHDMI機器の増加に会わせてモニタもそろそろ買い替え時期なのかもしれない。うん、これはいい言い訳になりそうだ…(笑)。