仮想通貨の『ゴールドラッシュ』でシャベルを売る男

【仮想通貨】
この過去インタビューを読む限り、 BITMAIN社の @JihanWu ってなかなかいい奴じゃないか!

https://twitter.com/jihanwu/

そして、この続きはどうなったんだろう…?

『仮想通貨のゴールドラッシュでシャベルを売る男』

JihanWu は、ゴールドラッシュの頃に、金を掘り当てる人向けの、シャベルやバケツを売って、莫大な富を得た、リーランド・スタンフォードだったのか!
もしくは、ヘビ避けのインディゴ染めの丈夫なパンツを作ったリーバイ・ストラウスのようだ。

https://bitbitecoin.com/archives/3878

Jihan:
僕は2011年にビットコインのことを知ったんだ。2012年から株式投資をする為にビットコインを調達し始める人がたくさんいたんだよ。実際僕もそうだった。そして2013年には大量のビットコインを持っていたよ。2013年にパートナーのマックフリーと話をして、起業を決めたんだ。僕はビットコインのことをよく知っていたし、彼はチップのデザイン方法を知っていたから。彼は、中国で10年間働いていた日本人エンジニアから細かいスキルを教えてもらったんだ。すごく細かい作業だったよ。2013年末に初期版の採掘機を売り始めたから、起業してからたったの半年だったね。設計段階のあとはすごく速かった。市場はどんどん強いプレイヤーが入れ替わっていったけど、僕たちは市場の中で地位を獲得していった。なぜなら、他社の採掘機はよく停滞していたけど、僕たちの製品は安定していたから。設計が一番しっかりしていたからね。そのおかげで市場評価も高まって、顧客は僕たちから採掘機を購入し続けたんだ。2014年、2015年は、2月にフルカスタムチップデザインを始めたおかげで大きなターニングポイントになったよ。他の会社もこのスキルのチップを構築しようとしていたんだけど、僕たちにもできると思っていたからいろんな要素を集めて設計したんだ。だから今ではビットコイン市場で最大の採掘機の供給者になれたんだ。

Jihan:
あなた達が、どのようにビットコインのことを理解しているかはわからないけど、一般的にビットコインには二つのポイントがあるんだ。一つ目は、ビットコインは便利で簡単な決済ができること。二つ目は、ビットコインは決済ネットワークだということ。この二つはなんていうか、片方だけでは不十分で、両方がとても大事な要素なんだ。どうしてビットコインを使うのかって言ったら、まずはこの経済の中でとても有効な決済手段だからでしょ?そしてどうしてビットコインが決済で使われるのかって言ったら、ビットコインは価値があると多くの人が納得しているからなんだ。だからこの二つの要素をを切り離すことは絶対にできないよ。みんながビットコインを買いまくれば、どんどん価格が上がるかっていったら、そうではない。ビットコインは有効的な決済ネットワークなんだ。そして同時に株式としても使えるよね。だから顧客も企業もサービスや製品のためにビットコインを考慮しているんだ。そういうわけで、この二つの要素はつながっていて切り離すことはできない。もし単独でしか理解していなかったら、それは絶対に間違っているよ。ちょうど今はビットコイン取引手数料はかなり高くて$2ぐらい。もしこれが続いたらビットコインの状況は悪化していくと思う。もしネットワーク料金が高額だったら、ビットコインで支払う人なんていないでしょ。それだけでなく、決済ネットワークの信頼も落ちるよね。システムが止まってしまったら、みんなビットコインを使うのをやめて他の何かにうつっていくよ。初めは資金調達もビットコインが主流だったけど、今はイーサリアムとかに替わっていってるし、もっといろんなプラットホームにも対応していくべきだよ。

例えば、この世界に存在するすべての財をUSドルに換算したら、いくらになるか知っている?USドルの総価値って知ってる?なんと約100兆ドル。もし不動産、株式、債券を全部集めたら、その価値は米ドルで100兆ドル分になるんだ。でもUSドルの価値が機能するのはドルが使える場所だけ。ビットコインのような仮想通貨だったらそういう地理的な制約がないから、米ドルよりも大きな価値が生まれるかもしれない。今の時価総額はまだ少額だけど、将来のために、僕たちはビットコインの健全な方法を構築していかないといけない。支配的なネットワークはビットコインの将来にとってかなり悪影響だよ。イーサリムやライトコインが話題になっているけど、これもビットコインにとってはちょっとまずいね。もっと簡単に利用できるようになれば巨大なビジネスもできて健全になっていくよ。でもビットコインのネットワーク決済が他に替わっていったら、将来は分散的で小さな存在になっちゃうだろうね。