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【映画】「火垂るの墓」ほたるのはか 金曜ロードショー 

火垂るの墓 解説 

2015年8月14日(金)
日本テレビの金曜ロードショーで「火垂るの墓」を何十年かぶりに観た。
終戦記念日前日。70年談話の安倍晋三首相からの報告。その日に見る「火垂るの墓」は特別な印象だ。

劇中で、セツコが言う言葉が心に刺さる。
「ホタルってなんですぐに死んでしまうんやろう…?」 兵隊さんとホタルのレトリックだ。

ミサイルの雨、爆弾の嵐が、日常だったニッポン


空襲後の神戸

しかし、そんな時にでも、兄ちゃんにとっては、生きる為の「盗み」を働く稼ぎ場となる。どうせ、火で燃えてしまう家であり、その中の荷物類だ。誰かが命を賭して盗んで生活の営みに変換したところで問題ない。

本土空襲は、国に守られなければ、まさに「進撃の巨人」に襲われる街と何ら変わらない…。逃げることしか国民にはできない。

1945年(昭和20年)14歳のお兄ちゃん(清太)は、ボクの父と同い年だ。現在84歳。亡くなった母も同じ年代。母は神戸の兵庫区なので、この神戸の大空襲は火垂るの墓で疑似体験できる。
原作は野坂昭如(のさかあきゆき1930年生まれ)。神戸空襲や妹を餓死でなくした野坂の経験が火垂るの墓のベースとなっている。

父や母から耳にタコができるくらい戦後の生活な悲惨さを、毎食事に聞かされて育ったが、想像するよりもこの映画を観た方が早い。ボクの娘たちにも、セツコの気持ちはおじいちゃんやおばあちゃんの話よりも伝わる。

監督の高畑勲[たかはたいさお]は、セツコの細やかな描写にコマを費やす。当時のくらしぶり、貧困さを実に細やかに一コマ一コマ丁寧に紡いでいる。それと同時に、自然の豊かな風景が鮮明に描かれている。人間の悲惨さと自然の美しさのコントラストに目が眩みそうになる。

たかが70年、されど70年

70年前の1945年の「戦争」の記憶がある人は、少なくなっていく。この映画は残るけれども、時代性を自分のルーツに置き換えることができる世代は少なくなる一方だ。実際に、体験した人でないと、その苦労は推し量れない。過去の話として、歴史の一部として、置換されていく。人類は常に、おろかな戦争を繰り返してきた。この70年間、日本は奇跡的に「戦争」の当事者として関与することがなかった。関与が避けれられてきた。

グローバル時代、インターネット大航海時代といっても、国の境目や、人種という問題はなくならない。領土、資源、資金、宗教、これらの所有欲や占有欲による略奪は無くならない。いろんな国の異邦人と結ばれる移民が増える。地球がもっと交流し公益し、誰が何国人か関係のない社会が来れば、国対抗の戦争は無くなるのかもしれない。

しかし、オスのDNAに刻み込まれた闘争本能をもっと平和的に闘争させるスポーツや経済と同じような、ガス抜きさせる新たな国際的な社会構造も必要なのだろう。

「火垂るの墓」を見て号泣する世界の人たち…

実写版「火垂るの墓」

日テレ版「火垂るの墓」
松嶋菜々子のおばさんの解釈が少しちがう…。

http://www.ntv.co.jp/hotaru/intro/

夏休みに見るべき映像はまだまだある…

アニメ版「はだしのゲン
広島原爆の壮絶なビフォー・アフター


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