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iPad発表のiPhoneによるUstream放送を1万6000人でのぞき見する

米国時間2010年1月27日(水)10:00(日本では2010年1月28日3:00)ついに、「iPad」が紹介された。

当日、twitterで一人で中継みるのもなんだなぁ…と思って、「一緒に見ませんか?」と、ツイートしてみたところ、一気に話しが大きくなって、原宿にある「サンシャインスタジオ」< http://www.sunshinestudio.jp/ >で、みんなで視聴することとなった。

 

http://twtvite.com/q8nq3q

twitterの強みは、企画するだけで、いや企画のネタをふるだけで、場所探しから集客まですべて完了してしまう。やったことといえば、< http://twtvite.com/ >に新たなイベントトピックを建てたことだけだ。さらに企業・個人からのプレゼントも集まった! フォーカルポイント、豚組、スワロフスキー、個人のブルートゥース、リンゴソースのグッズに至るまで。

深夜の23:59からであったが、足の便がいいのか総勢50名のイベントとなる。またキャッシュオンデリバリーの店舗のため、幹事が会計をまったく気にす
ることがない。ネット無線LANプロジェクター、マイク…。いたれりつくせりだ。当日の朝から12時間後にイベントだ。

集まった人たちで、朝まで討論。もちろん、参加者はアップル好き。元アップル社員やアップルの部長職だった人も解説に加わる。

アップルの新製品発表の公式ストリームがなかったので、参加者がそれぞれの情報を集めて、会場でその情報を共有する。大半が英語なのだが、フォーカルポイ
ント、フランク恩田さんのリアルで絶妙なる英語同時通訳。松村太郎 @taromatsumuraさんや佐々木博 @hiroshさんのコメントも続く。

神谷町で開催された同様の発表視聴イベントもこちらにもUstream上でCoHost(ピクチャーインピクチャーにての放送)しながら互いの情報を知る。

深夜3時となり、いよいよ発表開始となった。以外にも早い時間帯に「iPad」と発表され、会場内は騒然!「iTablet」や「iSlate」の名は、この瞬間から死語となった。この展開の早さが気になる…。

「iPad」という名前を聞いて、なんとも「iPod」とまぎらわしいと思った。しかし、次の瞬間、「iPhone」と「iPad」が登場すると、
「iPod」というカテゴリーが世代交代するような気になった。iPodはもう、「touch」か「nano」「Shuffle」のみで通用すると感じ
た。さらに、「iPhone」が、すでに電話としての機能を代表していないので、近い将来「iPhone」というカテゴリーですら時代にそぐわなくなって
いくことだろう。

「iPhone」の名称は、すでにiPod Touchの電話付きということでの差別化で投入されたが、実はもう電話ではない。あくまでも、機能をわかりやすくカテゴライズした名称である。近い将来、「iPhone」の名称も死語となることだろう。

インターネットは、一般に普及するためには、必ず電話回線に間借りし、依存して成長してきている。ADSL登場しかり、3Gネットワークしかり。その成長
の中で、セキュアな無線LANが確実に増えてきている。世界のどこでも無線LAN接続は、そんな遠い世界の話ではないと願いたい。

もしかすると、「iPad」という新しいホームユースのカテゴリーで、順次、表記が変わっていくのかもしれない。「iPad nano」や「iPad Shuffle」がiPodやiPhoneの世代を超えて登場するのだろうか?

さて、会場では、iPadの仕様が五月雨式に、海外サイトに登録されたものを会場で翻訳されてシェアされていく。誰が決めたわけではないが、一番早く集積
できるプロジェクトになってきた。まるで、疑似的に会場近くのプレスルームで発表を耳にしているようなものと変わりない。

参加者の一人が、iPhoneからUstream.tvで現地の発表会をライブ撮影している人の映像を教えてくれた。かなりステージに近い席だと思うが、
iPhoneからのライブ映像は、明暗がくっきりしているステージ映像を生放送で伝達するにはかなり厳しい。しかし、我々は唯一のそのライブ映像に見事に
食いついた。揺れている映像、ハレーション、ピンボケ。しかし、見事にリアリティを感じる。

映像のストリームは、1万人を超えた。武道館の満員の聴衆がひとつのiPhoneをのぞき込んでいるという状態だ。最終的にそのピークは1万6000人を越えた。東京ドームの半分の人でひとつのiPhoneをのぞきこんでいる…。

しばらくして、プツリと映像は切れてしまった…。みんな何が起きたかはわかっている。バッテリー切れだ。おそらく、全世界でどれだけの人が、その人にバッテリーを供給したかったことだろう。他のライブサイトでは16万人の視聴者を集めていた…。

朝方になって、one more thingもなければ、引退発表もなく、無事発表は突然というくらいあっけなく終わった。スポンサーのじゃんけん大会も終えた。

終わってみて考えると、変なイベントだ。

世界の誰もが、その日以降であれば、アップルの発表は、Apple.comのサイトからクリアな映像で視聴することができる。スペックもすべてわかる。
< http://www.apple.com/jp/ipad/specs/ >

なぜ、そこまでして…? 我々はそこに集まったのか? それはライブを一緒に体験したかったからだ。ネットの向こう側で一人で見ても情報は一緒だ。しかし、そこに好きな人が集まり、一緒に「共感」することにより、発表会に疑似参加したような感覚になれた。

イベント終了後、寝不足の状態で、サンシャインスタジオを後に、それぞれが平日の朝の自分の職場へと向かっていった。疲れた顔ではあるが、皆一同に満足感を持ち帰れたようだ。

おそらく、3月27日前後の発売日には、同じようなイベントをやってみたいと思うに違いない。ビジネスイベントであればそうはいかないが、趣味イベントで
あれば、ノーリスクで開催できる時代になった。それを今度はライブストリーム(ダダ漏れ)で楽しめる。テレビ放送とはちがったところでライブ産業が勃興し
ている…。



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