http://www4.nhk.or.jp/movielab/
坂本龍一の音楽番組に続いての、岩井俊二の映画番組
幾つもの映画的手法を、映画人と共に解説。
今回は、ホラー編
ドラキュラ映画から始まりヨーロッパテイストのモンスター。
フランケンシュタインのモンスターに、狼男。
ドラキュラは、人間的で紳士的なのにセクシーなモンスター。
ベラ・ルゴシ
クリストファー・リー
変化は、1968年登場のホラー
Night of the living dead でゾンビが登場する。
ジョージAロメロによるブードゥー教の新解釈
黒人の公民権運動の時代だ。
ゆっくり歩く 生の人肉を食べる、墓場から蘇った生ける屍
ロメロは、そこから社会現象をゾンビで描き出す。
大量消費社会のアイコン、スーパーマーケットを舞台にした
1978年「ゾンビ」Dane of the living dead
高級マンションで安全な暮らしができるものと下級クラスでゾンビと接近してクラス格差社会を描いた
2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」Land of the Living dead
動画共有サイトのSNS時代を描いた
2007年「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」
に至るまで、痛烈な文明社会をゾンビで描いている。
2002年「28日後」で、ダニー・ボイルは、走るゾンビとゾンビよりも恐ろしいオスの生殖本能も描いている。
そして、同じく1968年のローズマリーの赤ちゃんの隣人たちの恐怖。
そして、1973年「エクソシスト」でオカルトというジャンルが確率される。
ベトナム戦争などの宗教観のゆらぎ
キリスト教徒は悪魔の支配する世界を恐れた
その後の
1976年「オーメン」などでもオカルトは全盛に
1976年「キャリー」なども
圧倒的にパワフルなスプラッタームービーの登場
1974年「悪魔のいけにえ」
1978年「ハロウィン」
1981年「悪魔のはらわた」
1981年「バーニング」
1982年「13日の金曜日」
1984年「エルム街の悪夢」
POVショット(主観撮影)革命
撮影技法による恐怖
1999年「ブレアウィッチ・プロジェクト」
2007年「REC」
2008年「クローバー・フィールド」
Jホラー
1996年「女優霊」
小中理論
恐怖とは段取りである
幽霊はしゃべらない
恐怖する人間の描写こを恐怖そのもの
心霊写真こそ、気配の恐怖
1997年「リング」
1998年「CURE」
清水崇の演出
呪怨シリーズ
2000年「呪怨オリジナルビデオ」
2003年「呪怨」