【追記】
森元首相、下村文科相・・・
日本の劣化の象徴となった
新国立競技場「戦犯」は誰だ
❏本来なら、「決断はしないのに、他の人間が修正や訂正を持ち出せば怒る」(政界関係者)というややこしい性格の森氏を説得、路線を変更させるのは、下村博文・文部科学相の役割である。
❏安倍晋三首相の側近として知られる下村氏にとって、森氏は所属する派閥(清和会)の領袖だった人物であり、説得しやすい間柄にあるし、説得しなければならない職責である。だが、そう動いた形跡はない。
❏競技場の命名権(ネーミングライツ権)を民間に売却するほか、一般市民から広く寄付をつのり、寄付した人の名前をレンガやプレートに刻むという。
❏命名権はせいぜい数億円で、寄付といっても1万円を10万人から集めても10億円である。なのに、下村氏はそれで「200億円程度を捻出」と発言。香具師の口上並のハッタリをかました。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43982?utm_content=buffer30719
http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/
新国立競技場 スペックシート
http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/tabid/411/Default.aspx
デザインコンペが虚しいかぎり…
http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/Portals/0/NNSJ/winners.html
新国立競技場問題の着地点は? “失態”の文科省が大半を実質負担へ
❏文部科学省とその天下り団体である独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)の責任は免れない。
❏下村博文文科相は、「責任の所在不明確が問題」というが、これは文科省とその子会社であるJSCの間の関係であり、それは文科省の中で解決しなければいけない。
❏2012年11月、イラク人の女性建築家ザハ・ハディド氏が手がけた開閉式の屋根をつけるデザインが採用され、費用は1300億円と見込まれた。しかし2020年東京大会決定後の13年10月、費用が当初の2倍を超える3000億円に上ることがわかった。
❏その問題が今日まで尾を引いているのは、文科省・JSCの失態だ。霞が関の普通の感覚からいえば、500億円を東京都につけ回すのは無理なので、文科省予算の範囲内で処理される。
❏財務当局はそれでは面白くないので、なんとか文科省予算の枠内に収めようとする。たとえば、国立大の文系学部縮小という政策の流れなので、国立大運営交付金を削減して、新国立競技場改築の穴埋め財源にする-などの方策が検討されるのではないか。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150616/dms1506160830005-n1.htm
新国立競技場を値上がりさせたホントの理由
新国立競技場が高くなる原因の3つのオリンピックに無関係施設
「秩父宮ラグビー場」「日本スポーツ振興センター」「都営霞ケ丘アパート」
【1】秩父宮ラグビー場 取り壊し 建築がいつしかインクルードされている!
【2】日本スポーツ振興センター 建築 ※すでに取り壊し済み
【3】都営霞ケ丘アパート 取り壊し 跡地開発
元・東京都知事 石原慎太郎
国立競技場の南側一帯に存在する「都営霞ヶ丘アパート」だ。昭和39(1964)年に開催された東京五輪を前に、一足早い昭和36(1961)年頃に建設されたというかなり年季の入った都営団地である。この団地が2020年の東京五輪に向けて8万人収容、総工費1300億円を掛けて建設される「新国立競技場」の予定地に入っており、団地の住民は取り壊しに伴う立ち退きに迫られているというのだ。
これらの金額がインクルードされているからだ。
すでに、平成31年(2019年)3月31日(日)完成予定だ。
オリンピックは、平成32年(2020年)7月24日(金)開幕なので、2019年9月6日~10月20日ラグビーのワールドカップに間に合わせようとしているのがすでに織り込み済みになっている。
都市開催のオリンピックではないワールドカップだから、国立競技場ではなく、7.2万人はいる横浜横浜国際総合競技場”日産スタジアム”で複数開催すれば1年間も余裕が生まれる。
いや、ここはもっと金額の側を精査すべきだろう。
#リテラシー 上杉隆プレゼン より
莫大な放映権料がはいるのはどこ?
まずは、マーケティング収入
❏東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関連する費用は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020)が管理する大会運営に関連する費用と日本オリンピック委員会(JOC)、日本パラリンピック委員会(JPC)が管理するオリンピック及びパラリンピック日本代表選手団の選手強化に関わる費用、並びに東京都・国やその他関連機関が管理する都市インフラに関連する費用があります。
❏そのうち、東京2020が管理する大会運営に関連する費用及びJOC・JPCが管理する選手強化の費用は、主に、スポンサーシップ、ライセンシング、チケッティングなど、東京2020が実施するマーケティングプログラムによって得られる収入が、基盤となっています。
❏なかでも、東京2020スポンサーシッププログラムにより想定している収入の割合は最も高く、大会の安定的な運営及び日本代表選手の活躍のために、非常に重要な役割を占めています。
五輪大会組織委員会とは?
大会の準備や競技運営などを目的に、2014年1月に東京都と日本オリンピック委員会(JOC)が1億5千万円ずつを拠出し、財団法人として発足した。スポンサー料などが運営費にあてられ、職員は都や民間企業から出向している約400人。企画や広報、会場整備など計10の局があり、エンブレムはマーケティング局が担当する。その上に政官財やスポーツ、芸術の各分野から選ばれた35人の理事がいる。トヨタ自動車の豊田章男社長や作詞家の秋元康氏、五輪金メダリストの室伏広治氏らで、理事会で大会の基本計画などを承認してきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150903-00000030-asahi-soci
ソチオリンピックの運営費は500億ドル=5兆円だった!
ロンドンオリンピックの運営費は100億ドル=1兆円だった。
北京オリンピックは、1460億ドル=14.6兆円も利益を生み出している。
せめてソルトレイクシティオリンピックの聖火台レベルの1010億ドル=10兆円でもあれば、十二分に国立競技場はチャラとなる。
そして、この新国立競技場だけが、余計なステークホルダーのお陰で予算がオーバーしている。
1,785億円が4,000億円になるのは甚だおかしすぎる。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/2020_tokyo/sochi_special.html
そして、放映権料だ。
放映権料はいくらもらえるのか?たかだか1,397億円
五輪放送権料 4大会1100億円で合意 東京+平昌は計660億円
❏2020年の東京大会を含む18~24年の五輪4大会の日本向け放送権について、NHKと民放でつくるジャパンコンソーシアム(JC)は19日、計1100億円で一括取得することで国際オリンピック委員会(IOC)と合意したと発表した。
❏このうち、18年の平昌(ピョンチャン)と20年の東京は計660億円で、14年のソチ、16年のリオデジャネイロの計360億円と比べて約1・8倍に高騰した。開催地未定の22・24年は計440億円。
http://www.sankei.com/entertainments/news/140619/ent1406190001-n1.html
つまり、この金額からすると平昌(ピョンチャン)4:東京6で考えると日本の放映料だけでも396億円(660×60%)と考えられる。
世界の放映権市場が日本の8倍(G8各国を想定)あるとして、3168億円。
合計 3564億円の放送権料の分配に預かれる。
代理店や経費分を20%引くと、2851億円。
49%ルールで、1,397億円となる。
大会組織委員会が受け取れる放映権料は1,397億円となった。
放映権料は 大会組織委員会49% IOCが51%分配ルールとなっている。
http://diamond.jp/articles/-/5161
やはり、値上げの犯人は森喜朗さんですね!
しかし、なんと東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長が、ここでも森喜朗なんで、2019年のラグビーと抱合せというストーリーにどうしてもなってしまう…。
https://tokyo2020.jp/jp/organising-committee/officers/index.html
下村博文さん、文科省の費用負担をやめて、森喜朗さんをはずしたほうが国の為になりませんか?
オリンピック予算が、そもそも3600億円なのに、4000億円も国立競技場にかける意味がわかる人は森喜朗さんだけなんですから。
森さんの努力をせいぜい買ったとしても、放映権料の1,397億円なので、3,000~4000億円の予算はとてもつけることはできませんね。
東京ドームスタイルで作れば、595億円
東京ドームっていくらかご存じですか?たったの350億円です。
建築面積は、46,755m²
新国立競技場は、78,400m² つまり、東京ドームの1.7倍です。
東京ドームのように作れば595億円で完成です。
そう考えても2,000億円以下の予算というのが本当の新国立競技場の値段ではないでしょうか?
オリンピックの儲けだけで建設し、ランニングで運営していくのが正しいオリンピック競技場の姿だ。人口も減るので、豪華にしても意味がない。
東京オリンピックは、2020年7月24日(金)から8月9日(日)
のたかだか17日間だ。それに間にあいさえすれば良いのだから、できる限り、検討すべきだろう。2017年7月から着工しても3年もある。
ここで焦らないことだ。