NewYorkTimesがVR報道に力を入れている。
YouTubeの映像だけど、クリックすると360度視聴できる。
テキストも配置することができる。
これにVRのHMDがあれば、この世界に没入することも可能だ。
これはニュースが一方向だけを報道するのではなく、報道の現場のエビデンスを知ることができる。
パリのテロ現場
ドローンに乗りニューヨークの夜を飛行する 幻想的だ
ニューヨークの街
NYT はカード・ボードという紙製のヘッドセットを購読者に配布した
目の前に難民の子…報道に仮想現実、米メディア続々導入
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は昨年11月、日曜版の定期購読者約100万人に対し、頭に着けて手軽にVRを体験できる段ボール製の「カードボード・ビューアー」を配った。あわせて、VRの専用アプリと、難民の子どもたちの境遇を追った約11分のVR向けドキュメンタリーも公開した。
アプリを起動したスマートフォンをビューアーに入れ、ヘッドホンも使うと、まるで難民キャンプにいるかのように子どもの姿が目の前に現れる。飛行機から食料が投下されるシーンでは、後方からエンジン音が聞こえ、上を向くと食料を詰めた袋が落ちてくる様子を、難民と同じ目線で見ることができる。360度を同時に撮影するカメラを複数使い、世界の3カ所で難民たちを撮影した。
紙の新聞や広告による収入が落ち込むなか、NYTが進めるデジタル分野の強化策の一環。今回の配布ではNYTとグーグルが提携し、ゼネラル・エレクトリックがスポンサーとなった。作品を手がけたNYTマガジンのジェイク・シルバースティーン編集長は「普通は行けない場所に読者を連れていくことができる。ビューアーを配布したことで多くの人が実際に視聴できるようになった」と話す。
VRコンテンツ市場は2025年に54億ドル(約6500億円)になるという試算もある。NYTは視聴回数などを公表していないが、ビューアーを配布した翌週には、「利用者は平均14・7分間、アプリを使った」と公表。その後もパリの同時多発テロに関連したVR作品などを発表している。
http://www.asahi.com/articles/ASHDY45CJHDYUHBI00H.html
事件を「追体験」 注目を浴びるVRジャーナリズム
https://www.youtube.com/watch?v=Q0sUoLkn0T4
ゴーグル型のディスプレーを着けて体験会場を歩き回ると、現在は内戦中で取材すら困難なシリアの都市アレッポの街中が目の前に再現された。シーンが進むにつれて、突然爆発が起き、人々が逃げ回ったり、難民キャンプの中を歩いたり…。あたかもシリアにいるような「体験」ができる。
制作したのは「ゴッドマザー・オブ・VR」と称される米国のナニー・デ・ラ・ペーニャさん。米ニューズウィーク誌の記者だった彼女が制作したこの作品は、わずか数分の長さだが、徹底的にリアリティーにこだわった。爆発シーンでは、実際にあった爆発の映像含む複数の動画を入手。映像をつなぎ合わせてアレッポの街並みを再現した。難民キャンプのシーンではシリア国境近くで取材し、現地にいた難民の子供の映像や音声を作品中の3D映像に反映させたという。
http://www.asahi.com/articles/ASH7K547MH7KUEHF00L.html