海外戦略 デジタルガレージ×講談社

海外戦略 デジタルガレージ×講談社

株式会社デジタルガレージと株式会社講談社は、以下のような業務提携等に関する基本合意を締結しました。

❏DGが講談社の米国関係会社の増資を引き受ける。
❏日本において両社で合弁会社を設立する。
❏講談社がDGの株式を一部取得する。

以上の提携により、日本発のコンテンツのグローバル展開および、新たなコンテンツビジネスの育成を行う予定です。

日本発コンテンツのグローバル展開に向け、DGは講談社の米国関係会社である
Kodansha Advanced Media LLC. (本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市、President:森田 浩章、以下、KAM)
の増資を引き受ける予定です。

DGと講談社とはKAMを通じ、拡大余地の大きい北米のデジタルコミック市場の開拓を目的として、専用のウェブサイト、スマホアプリ、ソーシャルメディア、コミュニティーサイト等のメディアを通して北米の読者へ情報を発信していき、また、デジタルコンテンツを使い紙媒体の購入を促すO2O(online to offline)と呼ばれるマーケティング手法などを利用して、講談社が有するコンテンツの世界規模での流通を加速させることを目指します。

なおKAMは、DGが米国サンフランシスコで運営するインキュベーションセンター「DG717」にオフィスを構えます。

新たなコンテンツビジネスの育成に関しては、DGと講談社でコンテンツビジネスへの戦略投資を目的とした

合弁会社(仮称:株式会社DK Gate、代表取締役:六彌太 恭行)を日本に設立する予定

です。合弁会社では、講談社が有するコンテンツ事業領域における知見と、DGがインキュベーション事業で培ってきた、最先端のインターネット技術を活用した有望なビジネスの発掘と育成に関するノウハウを組み合わせることで、次世代のコンテンツ事業を担うグローバル企業の育成を目指します。

具体的には、電子書籍(活字/コミック/雑誌)の新しい配信ソリューションやサービス、DRM(デジタル著作権管理)関連技術、オリジナル書籍サービス、雑誌連動のコンテンツ配信サービスといった分野で、有望なスタートアップ企業への出資と、DGおよび講談社との事業連携などを通じた出資後の育成を行う予定です。

【DGについて】
株式会社デジタルガレージはインターネットサービスにおける投資・育成支援事業、マーケティング事業、グローバルオンライン決済事業の三つの事業に注力しています。1995年の設立以来、ポータルサイト、eコマース、インターネット広告代理事業、モバイルコミュニケーション事業、ブログやSNSなど、常にインターネットにおける最新技術をビジネスとして展開しています。

【講談社について】
1909年の設立以来、「本を作る喜び」「読者に本をお届けする喜び」を原点に、書籍、雑誌、コミック、映画など豊富なコンテンツを創り出し続けてきました。現在は、その魅力的なコンテンツを日本国内だけではなく米国、中国を始め各国の読者、ファンにも届けるべく、世界を視野にビジネスを展開しています。最近では特に、スマートフォンやタブレット端末などのデジタルデバイスの普及を背景に、コンテンツのデジタル化および世界規模でのスピーディなディストリビューションを目指してビジネスを展開しています。