眠る時には、時計を見てはいけない!

Toshiaki Kanda 2005年01月26日 水曜日
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By: Guilherme Tavares

皆さんは、眠る時に時計を見ているだろうか? ボクは眠る時に、絶対に時計を見ない。睡眠不足をよく嘆く方から、「神田さんは毎日、何時間くらい寝ていますか?」と聞かれたことがある。ボクの答えは、「何時間寝ているかわかりません」だ。眠る時に時計を見ないので、昨日はいったい何時間眠ったのかわからない生活をくりかえしている。

しかし、起きる時間はいつも同じだ。目覚まし時計がわりのフジテレビの「とくダネ!」のアバンタイトルで目が覚めはじめ、小倉さんの「おはようございます!」のフルボリュームで覚醒するのが一般的だ。
それが1時間早まり、東京ローカルのMXテレビの7:00からの「モーニングクロス」のウェルカムトゥジャンゴになった。

寝起きがいい時、悪い時があるが、それが、睡眠不足のせいなのか、疲れのせいなのかの原因はわからない。少なくとも、「昨日3時間しか寝ていないからこれだけ起きにくいんだ」という理由づけはできない。

それは、何時頃に寝たかの認識がないから、睡眠時間を計算することができない。そもそも、何のために睡眠時間を計る必要があるのか、ボクは数年前にそんな疑問を抱いた。

かつて、効率よく睡眠力を上げるために「3時間睡眠」や「ノンレム睡眠」などのセミナーを受けて、挑戦してみたことがあるが、一向にうまくいかないというよりも、さらに睡眠不足に陥ったツライ経験がある。それでなくとも、睡眠が浅いからだろう。

計画的でない人間が計画的に眠りを改善すること自身に問題があったと思う。

ある日、泥酔してベッドに滑り込んで二日酔いで朝を迎えた。酒が残って頭は少しガンガンしてはいたが、何時間寝たかを認識していないので、睡眠時間がよくわからない。すると、睡眠時間が短いという「言い訳」ができない。確たる「言い訳」ができないと、証拠がないので眠たい根拠が証明できなくなる。

考えてみれば、昔から、日本とやりとりするために時差のある生活をしていた。ヒマがあればどこででも寝られる。寝ようと思って寝るのではなく、起きている限界で倒れるように寝る生活だった。睡眠時間が8時間必要とは、思いこんでいるだけなのかもしれない。野菜だって一日に350グラム必要と言われているが、一度も食べない日もよくあるし、とても350グラムの野菜なんて達成できない。…なのに睡眠不足だけに気遣うのはナンセンスなのかもしれない。

そこで仮説を証明するために、睡眠時間を気にすることのない生活を実施してみた。
1)眠る前に時計を見ない。
2)時間がわかるテレビを見ない。読書などをしながら眠る。
3)決まった時間に目覚ましをセットしておく。

その結果、起きる時間は一緒で、今日は何時間眠ったかなんて事は気にならなくなる。忙しければ忙しいほど眠ってなんかいられない。眠ることよりも楽しいことがある。死んでからは死ぬほど寝られるはずだ。寝るために人間として生まれてきたわけではない…と起きている時間をポジティブに考えはじめると、眠りの時間に興味は抱かなくなった。

ただし、睡眠時間を削ってまで仕事を増やすのは意味がない。睡眠時間を減らして、自分の好きな時間や自分をメンテナンスする時間を作るのだ。寝る事よりも好きなことを見つけないと、人間として生まれてきた意味がないとボクは思う。

学生の頃、犬や猫を見ていて、宿題もなく、仕事もなく、いつも寝ていられてうらやましいと思う時期があったが、自分が動くことで、世界を少しでも変えられるチャンスを持っていると感じられると、とても寝ている場合ではない。

だまされたと思って、一度くらい、眠る時に時計を見ない生活を送ってみてはいかがだろうか? ボクの経験上、朝日が上がる前にベッドにはいっていれば、本当に何時に寝たかがわからないので、とても有効だと思う。

それとハードディスクにはいったテレビ番組の深夜の視聴は、時間感覚まで麻痺させるのでとても危険だ。

眠る時には真っ暗で静かにして、楽しい計画を立てて寝ることにしよう…。でも、今度は、妄想が楽しくなってきて、ついついメモするために、起きてしまうこともしばしば。人生は楽しむ為にあるのだからそれもまた良しとする。

Category: lifestyle
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Toshiaki Kanda