昨年の紅白歌合戦、なんとも違和感がいっぱいのラインナップだった。
トリの近藤真彦さん、松田聖子さん。
「ギンギラギンにさりげなく」に「赤いスイートピー」。
オープニングの郷ひろみさんの「2億4千万の瞳」
すべて、今の、日本への応援歌だったのかもしれない。
紅白はもはや昭和パワーの注入番組なのだ。
しかし、何よりも驚くのが、ジャニーズ事務所なしでは成立しない番組になっていることだ。
司会から出演陣、特集コーナーまで。
中でも、感慨深かったのが、V6の皆さんだ。紅白に嫌われ続けて今回でようやく2回目の出場だ。
TOKIOやSMAPが20回以上の出演しているにもかかわらず。
V6の長野博(1972年43歳)さんのジャニーズ事務所歴も最古参で、TOKIOもSMAPも全員後輩にあたる。
後輩たちが20年以上、紅白に出場しているのを、ずっと見続けてきたのがV6さんたちだ。
レギュラーである「学校へ行こう(1997-2005)」が終了してからそれぞれのメンバーに転機が訪れたという。
年齢差によるチーム編成。それでもめげないで活動してきた彼らのストイックさに感動する。
何よりも、ジャニーズで20年以上も活動できるということは、単なるアイドルだけではとても不可能なことなのだ。最初は単なるグループの一員だけど、レギュラーになると、国民からピンの名前で呼ばれるようにまでなる。そのためには、毎日コンスタントに確実に仕事をこなしてきているチカラがあるのだ。
それが、自分のストイックな努力だけで、解決できないところが、ジャニーズの一番大変なところだ。
グループの人選もチームも、売り方もネーミングもすべてにわたってジャニーズ事務所のジャニー喜多川のアイデアとひらめきで決定されるからだ。
今日もまた、舞台で一緒に踊る、幾千ものジャニーズがスポットで当たる彼らを支え、その中から新たなジャニーズの星たちが誕生するというスター・システムが形成されている。
入り口と出口を考えれば、たくさんのジャニーズが入口にはいり、そしてベテランが稼ぎ出す。しかし、出口に立てているのが、近藤真彦さんと東山紀之さんしかいないことが問題だ。
昨年は近藤真彦さんのプッシュの圧力をCMを含めて非常に感じた。そして紅白のトリにまで。
そんな紅白歌合戦に対して、ジャニー喜多川さんは、演歌歌手の少なさを嘆かれている…。
ジャニーズ演歌タレントチームをジャニーさんだったらいつでも作ることができると思う。
いろんなジャンルのアーティストを生みだすのもプロデューサーの腕だと思う。そして、彼らが自立できるところまで面倒みることも重要だろう。
子役と同じように、学校にも満足に行けないし、社会経験も芸能界しか知らない。そんな彼らが30代で社会にほうりだされても何もできないことは目に見えている。
ジャニー社長「ベテラン頑張って」 最低視聴率・紅白へ提言
事務所史上最多7組を輩出したジャニーズは今回、若手とベテランが融合した。デビュー35周年を迎えた歌手・近藤真彦(51)が19年ぶりの出場で初めてトリを務め、若手のSexy Zoneが3年連続出場と交流を深める場ともなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160103-00000000-dal-ent
1.郷ひろみ(28)「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」
2.大原櫻子(初)「瞳」
3.Sexy Zone(3)「ニッポン Cha-Cha-Cha チャンピオン」
4.伍代夏子(22)「東京五輪音頭」
5.乃木坂46(初)「君の名は希望」
6.三山ひろし(初)「お岩木山」
7.E-girls(3)「Dance Dance Dance」
8.SEKAI NO OWARI(2)「プレゼント」
9.坂本冬美(27)「祝い酒」
10.徳永英明(10)「時代」
【特別企画】「アニメ紅白」(紅組司会:ちびまる子ちゃん 白組司会:ウィスパー)
11.μ’s(初)「それは僕たちの奇跡」
12.山内惠介(初)「スポットライト」
13.AAA(6)「恋音と雨空」
14.星野源(初)「SUN」
15.島津亜矢(2)「帰らんちゃよか」
16.ゲスの極み乙女。(初)「私以外私じゃないの」
17.藤あや子(21)「曼珠沙華」
18.ゆず(6)「かける」
19.miwa(3)「fighting -φ- girls」
20.氷川きよし(16)「男花」
21.細川たかし (39)「心のこり」
22.和田アキ子(39)「笑って許して」
23.関ジャニ∞(4)「前向きスクリーム!」
24.天童よしみ(20)「人生一路」
後半>
25.NMB48(3)「365日の紙飛行機」
26.三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(4)「Summer Madness」
27.福山雅治(8)「デビュー25周年スペシャルメドレー」
28.水森かおり(13)「大和路の恋」
29.いきものがかり(8)「ありがとう」
【スペシャルコーナー】「ザッツ・SHOWTIME ~星に願いを~」(井ノ原快彦・綾瀬はるか・V6・Perfume)
30.TOKIO(22)「AMBITIOUS JAPAN!」
31.椎名林檎(3)「長く短い祭り ~ここは地獄が天国か篇~」
32.嵐(7)「New Year’s Eve Medley 2015」
33.AKB48(8)「AKB48 紅白 2015 SP ~10周年記念メドレー~」
34.EXILE(11)「EXILE 紅白スペシャル 2015」
【特別企画】震災から5年「花は咲く」(プレゼンター:櫻井翔 ゲスト羽生結弦選手 ピアノ:YOSHIKI 紅白出場歌手)
35.Superfly(初)「Beautiful」
36.ゴールデンボンバー(4)「女々しくて」
37.西野カナ(6)「トリセツ」
38.BUMP OF CHICKEN(初)「ray」
39.石川さゆり(38)「津軽海峡・冬景色」
40.五木ひろし(45)「千曲川」
41.V6(2)「ザッツ!V6メドレー」
42.Perfume(8)「Pick Me Up」
【「ザッツ、日本!ザッツ、紅白!」特別企画】小林幸子「千本桜」
43.X JAPAN(6)「紅白スペシャルメドレー ~ We are X ! ~」
44.MISIA/戦後70年 紅組特別企画「オルフェンズの涙」
45.美輪明宏(4)「ヨイトマケの唄」
46.レベッカ(初)「フレンズ」
47.今井美樹(2)「PIECE OF MY WISH」
48.SMAP(23)「This is SMAP メドレー」
49.森進一(48)「おふくろさん」
50.高橋真梨子(3)「五番街のマリーへ2015」
51.近藤真彦(10)「ギンギラギンにさりげなく」
52.松田聖子(19)「赤いスイートピー」