❏「私たちは、あきらめたくない」――。年内での解散を発表したアイドルグループSMAPの存続を求めて、ファンらが署名活動をしたところ、28日までの集計で約37万筆が集まった。活動の中心メンバーは「難しいことはわかっているが、彼らがもう一度やりたいと思った時、帰ってきてもいいんだよという思いを伝えたかった」。所属事務所側は「郵送であれば受け取る」との対応だが、ファン側は「多くの人の願いが込められた署名。直接届けたい」と願っている。
情報源: 「SMAP存続を」署名37万筆 「あきらめたくない」:朝日新聞デジタル
存続を求める署名が37万通
きっと、ジャニーズ事務所側も、解散しないで欲しい気持ちは同じだと思う。
しかし、考えると、彼らがやり直す宣言で「SMAP×SMAP」で謝罪したのは、いったい何の謝罪だったんだろう?
現在でも、違和感のあるカタチで普通をよそおってバラエティとして番組を継続している。
オトナの事情を察しながら、腫れ物にでもさわるかのような体制で番組づくりを続けているのだろう。
オトナとしての再スタートの決意は、何も声明されないまま反故にされそうになっている状態だ。
このまま、フェードアウトでよいのか?ファン心理としては、穏やかではないだろう。
何か、アクションを取りたくなってしまう。そう、させてしまったのはSMAPのメンバーである。
しかし、彼らの心情はどうなのだろうか?
アイドルという職業倫理
プロの仕事集団としての側面と、未成年からの強制的な人間関係を受託契約形態で受入れてきた彼らの人生。
人間なのだから、国民的アイドルという、富や名声よりも優先したいことが出てきても当然だろう。
多感な10代の頃からずっと働き詰めだ…。ほとんど、プライベートのない時間、有名人としての生活。
割り振られた人間関係を維持してきたメンバー。 どんなに好きな人でも四六時中一緒だとイヤになる。しかし、仕事となればイヤだから…という理由はありえない。
メディアに消費され続けた人間としての本当の「自我」をようやく出せる時期になったのかもしれない。それだけ、すべてをやり遂げたとゴールとして判断してあげることもできる時期なのかもしれない。
オトナの自分たちがはじめて選んだ道ならばそれはそれで仕方がない。また、いつの日か集まりたくなれば集まればよいと思う。