日本人のマゾ体質をあぶり出す出羽守(アメリカでは、欧米では)の「でわのかみ」スティーブ・モリヤマのコラム

日本人は、「でわのかみ(出羽守)」で、指摘されることが大好きだ。

世界と比較して他の先進国と比較されることが大好きだ。

アメリカでは…欧米では…日本はまだまだ遅れている…という文脈である。

ブリュッセルの友人、スティーブ・モリヤマ氏がバッサリと論破してくれた!

「自分にとってなにがベストなのか・・・”ストリート・スマート”な人間は常にそれを考えて行動します」

モリヤマ ”幼稚”と感じたことはありません。ただ、どうしてなんでしょうね、若い人に限りませんが、日本では”出羽守(でわのかみ)”の意見を鵜呑みにしてしまう人が多い気がするんです。

シマジ ”出羽守”って、どういう意味?

モリヤマ よくこういう言い方を耳にすることはありませんか。「イギリスでは・・・だ」「アメリカでは・・・だ」という風に、「過度の一般化」、つまり一種の詭弁術をつかって、基本的に「海外がよくて日本はダメだ」という人たちのことです。本当のところ、日本という国は、世界的にみても先端を走っている国です。ですから、必要以上に卑屈になる必要はないと思うのです。

ヒノ 敗戦国だからでしょうか、昔から自虐的な論調が多いですよね。

シマジ つまり多少の海外経験があって、なにかというとすぐにかぶれたことを言い出すヤツのことを出羽守というんだね。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43670

 

 

日本人のマゾ体質をあぶり出す出羽守(アメリカでは、欧米では)「でわのかみ」。

だから日本はダメなんですよね…と、出羽守に、妙に納得して安心してしまう日本人。

ダメなんだダメなんだ…がんばらなきゃ…という勤勉な発想が根底に流れているからだと思う。

海外に少し、身をおいた人ほど「出羽守」が多く、海外に身をおいたことがない人は、出羽守のお言葉を盲目的に信じてしまう。

しかし、日本では、出羽守に導かれながら、外圧を通じて、欧米をキャッチアップしてきた。基本的にマゾ体質でダメダメ言われて頑張れるタイプの国なのだ。

海外に出た時のほうが日本のことがよく見える

先週、アジアで感じた事は、日本人はアジアにとって、いいカモであると同時に、心優しき人が多いということだ。

フランス人男性とつきあったタイの女性は、すべて根こそぎ取られてしまう。反対に日本人男性とつきあったタイの女性は、すべて与えてもらったという。女性に対して心底優しいという。だからタイの女性には日本人男性はモテる。勤勉でスケベでやさしくて、お馬鹿でお上品だからだ。

また、中国人ほど合理的で利己主義でなく、うるさくない。お金に関してもカモりやすいほど、スマートなカネ払いだそうだ。だから、日本人と言うとふっかけられても仕方がない。それが我らの価値でもあるからだ。騙されているのではなく、日本人特別税として名誉だと思うようにしている。

これは日本人の根底に仏教や神道のDNAが言葉の中に潜在しているからだ

「(大切な命を)いただきます」「米一粒にも神様が…」
「お天道様が見ておられる…」

一日に5回もお祈りしなくても、頭に巻物もせず、お寺やお墓に行かなくても、本当に心から申し訳ないと感じたり、心からありがとうと感じた時には、日本人の誰もが、手をあわせ頭を下げてお辞儀するという行為になる。

ボクは銀行のATMで、いつも、柏手を叩き、手をあわせ、お金にお祈りしている(笑)おばあちゃんにニコニコ微笑まれる。

スティーブはいつも地球の裏側で、面白い気付きを与えてくれる。