琉球新報社は14日、写真映像部記者2人が13日に空中撮影用の小型無人機マルチコプター(全長約35センチ、重さ約1・5キロ)の操作訓練をした際、機体の制御を失い行方が分からなくなったと発表した。新報社によると、14日現在、機体は見つかっていない。那覇新港周辺に墜落した可能性があるという。那覇署などによると、けが人は確認されていない。
新報社は「習熟訓練中のマルチコプターの行方が確認できない事態を招き、申し訳ありません」とコメントした。
新報社によると、13日午後3時半ごろ、那覇市天久の同社敷地内で記者2人が機体を高度約15メートルまで上下させる基礎訓練をしていたところ、何らかの理由で制御を失い、高度約200メートルまで上昇。制御不能のまま那覇新港方面に飛行し、行方が分からなくなった。自動で離陸した場所まで戻るよう設定されていたが、機能しなかったという。
記者1人は半年以上の訓練経験があり、もう1人は今月から訓練を始めたという。機種は「DJIファントム2」。4枚のプロペラで飛行し、機体下部にカメラ機材が装着されていた。
DJIファントム2 本当に欲しい!
琉球新報社も決定的瞬間をドローンで撮影するべく練習中だったのであろう。しかし、米軍の予行演習と同じく、突然制御不能ということも考えられる。オスプレイの墜落とかは大惨事だが、ドローンであれば、直撃しなければそれほどの被害にはならない。
それでも人や店舗や施設に追突していたら、オスプレイよりも先に、琉球新報社の県外移設の声高まってもおかしくない。
しかし、今後、ドローンに対して、大らかな日本の法律も(空港法と道路車両運送法の間にはなにもない無法地帯)今後は無人飛行体に関する法律は、事故とプライバシーの面から検討されることは必須だ。
なので、ドローンを飛ばす人はできるだけ、事故の事例を作らないように自律していく必要がある。またリスクを最小限にするためのコミュニティや日本マルチコプター協会というような団体を作り、監督行政と親密にやりとりをしながら、法律を作らないという方法もあるだろう。
マルチコプターについては、「PCヘリ フライト&セッティング2015」に詳しい。