CNN.co.jpによると
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200902150013.html
高齢者に多い転倒事故を防ぐため、任天堂のゲーム機「Wii(ウィー)」を使った平衡感覚の訓練を実施して効果を検証する研究に、英保健省の専門家らが取り組んでいる。Wiiはすでに高齢者施設などで、心身の健康維持に活用されている。
英保健省のアリソン・スチュワート博士は、
「平衡感覚の訓練に使われる専用の医療機器もあるが、高価すぎて研究費が足りなかった。Wiiにはこの機器とよく似た機能があり、価格も高くない。しかも、楽しんで続けられるというのは大きな長所だ」
と語る。
オーストラリアのサザンクロス大で最近、パーキンソン病の患者ら7人を対象にした予備研究が実施された。ほぼ毎日Wiiを使い、筋力や体の動きに改善がみられるかどうかを調べた結果、「効果あり」と判定されている
今後は、「Wii Fit効果」で高齢者の健康促進やリハビリなどにも動きが出てくる可能性が高くなるだろう。
また、2011年度の新学習指導要領「小学校5.6年の外国語学習の必須化」を前に京都・八幡市の小学校では、英語教育にニンテンドーDSを使うという。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090127k0000e040068000c.html?link_id=TT005
ソフトは「陰山英男の反復音読DS英語」
市内の中学では市教委職員がソフト会社「IEインスティテュート」(東京)に英語学習ソフト開発を提案し、2007年にDSでの学習を開始。今回始めるのは市
立中央小で、昨年11月に実験的に5年生の授業で行い、ヒアリングテストの平均点が導入前の68.3点から89.7点に向上した。小学校のDS授業は大阪府教委が一部の学校で国語、算数に使っている
立中央小で、昨年11月に実験的に5年生の授業で行い、ヒアリングテストの平均点が導入前の68.3点から89.7点に向上した。小学校のDS授業は大阪府教委が一部の学校で国語、算数に使っている
「ニンテンドーDS効果」は、中学3年の英語の授業で5ヶ月で語彙が平均4割アップしたと報告されている。
ニンテンドーは近い将来、ゲーム会社ではなくなり、ニンテンドーというブランドだけになるのかもしれない。かつて、「 Apple computer,Inc.」という会社があったが、今では、iPhoneやiPodを作っている「Apple Inc.」となっている。
ニンテンドーは、ゲーム機ではなく、学習教育機器や医療端末メーカーにもなっていく汎用デバイスのメーカー「ニンテンドー」というブランドに変わっていきそうだ。
しかし、生まれた時からニンテンドーがある暮らしの中で、先生や医者の立場は大きくかわっていくのかもしれない。特に小学校の先生の場合は、授業は、ニンテンドーの使い方を教えるインストラクターになってしまうのかもしれない。
学習の効果だけでなく、それらが及ぼす、教育システムやデジタル機器依存の世代の今後の影響も同時に研究する必要があるだろう。