まず、中国で QRコード決済が大流行した理由
1.Alipay(支付宝)
2.WeChatペイメント (微信支付)
→財付通(Tenpay)」
が大主流
大流行の要因は、中国の偽札問題と送金のわずらわしさ。
そう、現金は持っていても盗難のリスクがあるし、それを移動するにも手数料やら日数がかかる。
しかもクレジットカード会社の手数料の3%も、小さな商店からすると導入したくない。
また、従業員の不正もレジ締めで現金を触ることによって、コストが発生する。
しかし、QR決済ならばスマートフォンひとつで決済が終了し、チャージされる確認も取れ、手数料もわずかだ。スマートフォンの普及とともに、QR決済を導入する商店主が増えた…。
屋台でもQR決済できるところに、この仕組みのすごさに驚く! 場所はマレーシアのクアラルンプールだったが…。
そもそもQRコードとは?
そもそも『QRコード』の特許パテントは日本である。
トヨタグループのデンソーの開発部門が開発した。登録商標はデンソーウェーブ
バーコード、QRコードやRFID、産業用ロボットのことならデンソーウェーブ
デンソーの秀逸だったのは、スキャナーを普及させるために、QRコードをだれもが利用できるようにオープンにしてこと。
誰もが簡単に作ることができる。
さらに、
オフライン決済におけるアクワイアリング業務の解放がQR決済を中国で躍進させた。
中国でモバイル決済が普及した ”本当” の理由 – ONE HUNDREDTH
日本ではどうなるQRコード決済?
日本経済新聞によると…
LINE ペイと楽天ペイが優勢という評価だ。
□楽天がぐるなび(時価総額は約490億円)の株式9.6%(約40億円)の取得発表(2018年7月30日)
□NTTドコモは、タクシー配車アプリ「全国タクシー」を展開する日本交通グループのJapanTaxiの22億円強(20%弱)の第三者割当増資を引き受け(2018年7月30日)
□LINE子会社のLINE Payが提供する「LINE Pay」だろう。こちらは、大手IT企業が提供するQRコード決済サービスの中で唯一、個人間送金が可能なことを売りにしている。
□7500万人のLINEユーザーの間に、一気にLINE Payを普及させること
□2018年7月2日、経済産業省主導でキャッシュレス推進協議会が発足し、オールジャパン体制で規格統一への動きが進み始めている。実際に規格が統一され、QRコードを自らのスマホに表示したり、小売店のQRコードをスキャンしたりしたら、自動的にユーザーの利用するQRコード決済サービスを判定してくれるようになれば、消費者にとってメリットは大きい。
□セブン&アイ・ホールディングスもセブン・ペイを18年6月に設立。19年春からスマホ決済サービスを提供□ソフトバンク&ヤフー連合が本格的にサービスを開始し、競争における1つの山場がくる18年秋に、各事業者が普及のためにどのような施策を打ち出し、協議会でどのような議論がなされているか──
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