『不満買い取りセンター』というビジネスモデル

不満買い取りセンター
http://fumankaitori.com/

運営は、
株式会社不満買取センター
設立は、
2012年6月19日
事業は、
不満データベースの構築/分析/販売

ユニークなのが、不満を1個10円で買い取り、1個5円で売るという。
ん?!

1個10円で仕入れて、5円で売ってたら赤字じゃないの?

しかし、モノでないデータであれば、違う人に何度でも売れるんですね。

450名の不満を売りにくる会員から、毎月約1,000件の不満が集まる。

しかし、仕入れコストは1件10円なので、たったの1万円!

それを買い取る人、法人が1,200も会員企業がいる。

5万件の不満情報をどう扱うのか?そのままだと50万円分の在庫

なんと!業界別に仕分けをして、5,400円で不満をまとめて販売する。
一月2パック売れれば、仕入れコストの損益分岐点はクリア。

思わず、5,400円ならば個人でも買えなくない価格設定。企画会議でスタッフ全員で回し読みしても、良いので毎月でも購入するだろう。

不満を集めて、ビッグデータとして、分析すれば、業界別の不満専門のセミナーで集客もできるし、毎月ダウンロードできる業界別不満メディアにもなる。

このアイデアとても秀逸だ!

素人でも、参入障壁が低く、告知され、話題になればなるほど、トライアルユーザーが増える。若干の編集とデータ分析。

そして、これを元にコンサルティングも可能となる。

月額制のビッグデータ解析ツール(2015年7月リリース予定)
http://corp.fumankaitori.com/service/

ワールドビジネスサテライトより
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/list/201406/05.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/

森田晋平社長

【我がビジネス戦記】「あなたの不満買い取ります」不満買取センター 森田晋平
もりた・しんぺい 1975年埼玉県生まれ。日本大学経済学部を卒業し積水ハウス入社。30歳で退社し、こども英語教室を開設。現在、埼玉・東京で6教室を数える。昨年、日常の不満を商品・サービスの品質向上に活用する目的で不満買取センターを設立、社長に就任した。

寄せられてくる不満の多くは、事業者にとってはよく知っているものばかりです。飲食店に対する不満が1000あれば、飲食店経営者ならそのほとんどに思い当たるでしょうし、すでに対応しているはずです。でも50に1つ、あるいは100に1つは、「あ、なるほど」という不満があるはずです。それを活用することで、自らのビジネスをもう一段高めることができるのです。
https://boss-online.net/issue-2014-10/article-428

不満“買い取り”で年商1億円どう儲ける?

一般人が同社へメールで不満を送る。同社は買い取るメールの送り主を抽選で決定。買い取りが決まれば、その送り主が、不満の件数に応じた金額をもらえる。不満の種類は何でもあり。同社には「旦那の帰宅が遅い」「先生がつけている香水のにおいがキツい」「夜、眠れない」といったプライベートすぎる不満が9日現在で、合計約4万件寄せられている。ただ、これで商売できるの?

「いただいた不満を分かりやすくデータ化し、それを有料で企業へデータ提供しています。現在は1日30万円分ほどのデータ提供です。ただ、収益はあとでいいかなと思ってまして。来年には年商1億円になるように目指してます」

森田社長を含め社員2人で成り立っているという。新しいビジネスとして成功するか。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/212834/

現在の役員構成は変化しているようだ。

http://corp.fumankaitori.com/company/