ディズニーランドの4つの行動指針 SCSE
公務員試験の受験資格に、ディズニーランドで三ヶ月以上の勤務体験があることがあると、きっと役所が楽しくなるだろう。せめて、研修制度には取り入れてもらいたい。絶対に、将来的には、元はとれることを確約したい。
それらによってインセンティブを高められるバッヂをつけるなど。
役所内のキャストの働く現場のお仕事が楽しくなり、ゲスト(利用者)も楽しくなる。ゲストを楽しんでいる姿を観ることが、キャストの喜びとなる。
日本の役所には…。
効率化もなければ、ショーもない、礼儀正しさもなければ…、あるとするならば、安全くらいなだけかも。
次から次と窓口にやってくるゲスト。
膨大な処理を指示して、書いてもらい、確認し、次へ回す。自分の仕事を時間内を使ってこなせばよい。
また、次のゲストの要望にあわせて書類に書いてもらいルールに、のっとり次へと回す。
自分の仕事の完結に喜びもなければ、ゲストもいやいや、次から次に、やってくるだけの現場。
もしも、お役所が、ディズニーランドだったら…
もしも、お役所が、ディズニーランドだったら、根本的にやり方をかえることだろう。
まずは、その書類は、一枚の書類でかたづかないだろうか?一度、書いた住所は二度と書かないでいい方法はないだろうか?
役所は、確実に、安心、安全な管理のもと、ゲストの効率化をショー化するそして、礼儀正しさと親しみやすさを忘れない。 評価基準にこれらの項目を入れてみたらどうだろうか?
パーク運営の4つの鍵「SCSE」
Safety(安全)
行動規準の中で第一に優先するのが、“Safety(安全)”です。どの施設も技術的な安全には十分な配慮がされていますが、ゲストにとって安全な場所、安らぎを感じる空間を作りだすのはキャストの役目(仕事)です。
Courtesy(礼儀正しさ)
2つめの鍵は、“Courtesy(礼儀正しさ)”です。単に、言葉づかいや対応が丁寧なことを示すのではなく、相手の立場にたった、親しみやすいおもてなしのことを言います。東京ディズニーリゾートではあらゆる年代、様々な国籍のゲストがいらっしゃいますが、“すべてのゲストがVIP”であり、心を込めておもてなしをしています。
Show(ショー)
3つめの鍵は、Show(ショー)です。パーク内のあらゆるものが、テーマショーという観点から考えられ、構成されており、もちろん東京ディズニーリゾートで働くキャストもショーの一部です。期待を持って東京ディズニーリゾートを訪れるゲストのために、「ショーは毎日が初演」の気持ちを忘れずに、ショーを演じています。
Efficiency(効率)
最後の鍵は、Efficiency(効率)です。効率は大切ですが、安全や礼儀正しさ、ショーを無視して効率を優先しても、ゲストにハピネスを提供することはできません。
安全、礼儀正しさ、ショーを心掛け、チームワークを発揮することで、効率を高めます。
http://www.olc.co.jp/tdr/profile/tdl/philosophy.html
「日立世界ふしぎ発見!より」2015/07/11/SAT/21:00
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/bknm/20150711/p_1.html
この行動指針は必ず、SCSEの順番でなければならない。
SCSEに基づく行動
テーマパークを「青空を背景とした巨大なステージ」、遊びにいらしたお客さまを「ゲスト」、従業員をステージで役を演じる「キャスト」と位置づけ、すべてのキャストには、働く施設のテーマやバックグラウンドストーリーに沿った配役が与えられています。コスチュームを身に着け、与えられた配役を意識し、その役を演じながらゲストサービスをするキャスト自身も、テーマパークのショー(Show)の一部です。
こぼれたジュースの清掃を行うカストーディアルキャストは、すぐに行動することはもちろん、しゃがんだ姿勢で路上を拭くことはせず、立ったまま足を使って拭き取るのが通常です。
これは、しゃがんだ状態では、周りに気をとられているゲストが気づかずにぶつかり、転んでしまう可能性があるためです。このように、キャストはゲストの安全性(Safety)を確保することを常に優先しつつ、日々の業務に取り組んでいます。
http://www.olc.co.jp/csr/safety/scse.html
東京ディズニーリゾートのキャスト同士がお互いの素晴らしい行動を認め、たたえ合い、がんばっているキャストにメッセージを送ります。交換の結果をもとに選考されたスピリット・アワード受賞者には、スピリット・アワードピンが授与され、その栄誉を称えられます。
http://www.castingline.net/disney_benefits/
Disney’s Four Keys to a Great Guest Experience