1961年のヴィンテージの fender precision bass
店員さんの、ダークでブルーミーでディープなサウンドという説明の意味はあとでなるほどと思った。
1965年のfender precision bass と比較しても全く違う…。
CBSにフェンダーが買収されたのが、1965年。
https://ja.wikipedia.org/wiki/CBS
同じヴィンテージといっても、1961年と1965年がこれほどまでに変わるとは…。
なんといっても、同い年というヴィンテージ。
50数年間、このベースもボクと同じようにこの世で生きて来たのか…と思うと感慨深い…。
バースイヤーの楽器なんて、乙女チックな趣味はないけれども、現役でこれほどまで艶っぽいのは気になる…気になる…。
値段も値段だけど、ソフトバンクの株を200株持っているよりは、2020年にはこちらの投資の方が良いはずだ。株は弾けないけど、ギターは弾ける!塩漬けになることもないのだ。
http://www.guitarplanet.co.jp/sp/sea/view_details/gp10035097.html
しかも、ネックをはずしてみていただいたら、ボクの生まれの10月まで一緒。この時点で、1/12の確率だ…。
他も外すと、何週間目までわかるというけど…怖いのでやめていただいた。
なんだか、自分と同じ誕生日の感じが最初見た時からしているのだ…。
いやいや、ボクが探しているのは、リッケンバッカーだ! プレベではない…。
せめて、ジャズ・ベースでピックアップの音をネックとブリッジ、古いか…、フロントとリアで合わせたいのだ。
プレベなんて音質しかいじれないぞ!…と心の中で何度も、騒ぐ血を抑える。
しかし、型番調べて勉強してと思ったけれども、音を聞いていなかった。
御茶ノ水の他の店で、リッケンバッカー4003S の音をチェックしたけれども、やはり気に入らない…。
ひどい主人に邪険にされてきた子たちだ…。可哀想に…。
ボクは、あの仕方なしに手放したリッケンバッカーのあの音がほしいのだ。
音を聞くと欲しくなるからとご遠慮申し上げたけれども、音を聞かないで、欲しくなっても困るので、閉店まえだけれども試奏させていただいた。
おー!!魔性の響きだ。甘くて、ブルーミーの意味がよくわかった…。
やはりこの54年もの歳月をつんだ、ボクの誕生日に生まれたギターのエイジングサウンドは半端なかった…。
値段も半端ないけれども、この頃のベースで、音質もプレイヤビリティも申し分ないのは珍しい。
ロレックスのデイトナと同じくらいの値段だ。
デイトナはゴロゴロしているけれども、 1961 の、音もコンディションも良いのはなかなか出会えない…。
とりあえず、名刺交換して、熟成してみる。…というか、プレジションでボクがやりたい音楽とマッチするかどうかも検討する。投資だけでなく、その間、たっぷり弾いてあげなければならないからだ。
でも、あの甘くて、太くて、優しいあの音は、ずっとベースを引き続けるくらいの魔力に満ちていた…。
2015/11/15 御茶ノ水にて
フェンダーヴィンテージ シリアルナンバー
6000番以前 1950年~1954年
10,000番以前 1954年~1956年
10,000番台 1955年~1956年
10,000番~20,000番 1957年
20,000番~30,000番 1958年
30,000番~40,000番 1959年
40,000番~50,000番 1960年
50,000番~70,000番 1961年
60,000番~90,000番 1962年
80,000番~90,000番 1963年
90,000番~L10,000番 1963年
L10,000番~L20,000番 1963年
L20,000番~L50,000番 1964年以降CBS買収以後
かなりの数シリアルの重複が確認されているようです。
より細かく知るにはネックを外しエンド部分に日付が入ってる場合があるので
それを参考にするとよいでしょう。L50,000番~L90,000番 1965年
100,000番台 1965年
100,000番~200,000番 1966年~1967年
200,000番台 1968年
200,000番~300,000番 1969年~1970年
300,000番台 1971年~1972年
300,000番~500,000番 1973年
400,000番~500,000番 1974年1975年
500,000番~700,000番 1976年http://guitarman88.blog.fc2.com/blog-category-1.html
フェンダー シリアルチェックsite
http://www.guitardaterproject.org/fender.aspx