○○○・ピストルズのマネージャーの息子、パンクゆかりの品々8億円相当の全焼却を宣言 (2016/03/16)
joseph corre
パンクロック生誕40年を、イギリス政府が記念行事を企画している。
なぜ?パンクロックが生まれたのかをまったく理解していない。
イギリス政府への反抗心が、パンクロックが生んだにもかかわらず、イギリス政府が『パンクロック』を産業として、認めている。
オトナになって丸くなって、勲章がもらえるパンクロックの人もいれば、このように徹底的に、オトナになってもワルガキでパンクな人たちもいる。
しかし、これをもって、パンクの遺産が焼却され、減価償却されるような気がしてなれない。
○○○・ピストルズのマネージャー、マルコム・マクラレンとデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドの息子でファッション起業家として有名なジョセフ・コーレは、イギリス政府がパンク・ロック40周年記念行事を企画していることへの異議表明として、手元にあるパンク・ロック関連の記念品やグッズなど8億円分相当の物品をすべて焼却すると明らかにしている。イギリスでは今年がパンク・ロック勃発から40周年を迎えるのを記念し、国が率先して「パンク・ロンドン」という年間キャンペーンを催していて、さまざまなライヴ企画、映画上映会、講演や展覧会などが行われている。「パンク・ロンドン」にはイギリス映画協会、イギリス・ファッション評議会、英ユニバーサル・ミュージック、ロンドン博物館、国立図書館などが参加しており、イギリス宝くじ協会はこのキャンペーンに9万9千ポンド(約1590万円)出資していて、さらにロンドン市長も支持するものになっている。パンクがこうした官制キャンペーンになってしまっていることへの反感を表明するため、ジョセフは自身で所有しているおよそ5百万ポンド(約8億170万円)相当のパンク関連グッズすべてを、○○○・ピストルズのデビュー・シングル“Anarchy in the U.K.”のリリース40周年記念日にあたる11月26日にロンドンのカムデンで焼却すると宣言している。ジョセフは一般のファンにもパンクゆかりの品々を持ち寄って一緒に焼却することを募っていて、その意図を次のように表明している。「2016年のパンク40周年を女王が祝福するということほど、おぞましいものは聞いたことがないよ。オルタナティヴ・カルチャーとパンク・カルチャーがメインストリームにかっさらわれるとはまさにこのことだね。パンクはもはや変化へのムーヴメントではなくなって、ファッキン博物館の展示品やトリビュート・バンドみたいなものに成り果ててしまったんだ」「人々はみんな感覚が麻痺してしまってるんだ。そうした鈍感さからは自己満足が生まれていくんだ。人々はもう自分たちを代弁する声をみつけられなくなってるんだよ。一番危ういのは、みんな自分たちの信じていたもののために戦うことをやめてしまったことなんだ。もう追求しようという気持ちを放棄しちゃってるんだ。ぼくたちはまたすべてを爆発させる必要があるんだよ」
情報源: ○○○・ピストルズのマネージャーの息子、パンクゆかりの品々8億円相当の全焼却を宣言 (2016/03/16)| 洋楽 ニュース | RO69(アールオーロック) – ロッキング・オンの音楽情報サイト
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