シャープ、鴻海からの3888億円の出資が完了

2016年8月12日(金)

鴻海>シャープの出資完了 外資の電機大手買収は初

経営再建中のシャープは12日、台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業からの3888億円の出資が完了したと発表した。鴻海が議決権の66%を握る筆頭株主になり、シャープは鴻海の子会社になる。日本の電機大手が外資に買収されるのは初めて。

出資完了を受けて同日、シャープの高橋興三社長は退任した。13日に取締役会を開いて鴻海の戴正呉副総裁の社長就任を決める。取締役9人のうち6人を鴻海が指名した人材で固め、鴻海の郭台銘会長のリーダーシップの下、経営再建を急ぐ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160812-00000145-mai-bus_all

なんと、まだ、鴻海による、シャープの買収はまだ終わっていない。
理由は中国当局による独占禁止法にかかわる審査が終わっていないからだという…。

シャープはまだ出資ももらえないまま、圧力だけがかかっている状態だったのか…。

❏出資期限の10月5日までに独禁法の審査に通り、出資が完了されるのか。期限を過ぎた場合に考えられるシナリオは二つだ。一つは期限の延長。ただ、シャープの株価は鴻海が取得する予定の88円を割り込む87円を一時つけ、90〜92円をうろついているため、条件の見直しを迫られる公算はある

❏もう一つは液晶事業のみの買収だ。瑕疵(かし)のない理由で出資できなかった場合、鴻海にこの選択肢も契約で認められている。ただ、液晶事業が審査長期化の理由なら、同様に審査は長引く。「人員や生産ラインに余剰感のある液晶事業は適正価格の算定が難しいという問題も出てくる」

情報源: 鴻海いまだ出資せず、シャープの”異常事態” | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準