電話
この「電話」という技術は真剣なコミュニケーションの手段として利用するには欠点が多過ぎる。この技術はわれわれにとって本質的な価値は何もない ―ウエスタンユニオン(1876年) 電報会社
ウェスタン・ユニオン社は1856年4月、当時最新の電信技術を用いて1日以内に国内全域にメッセージを送る会社として設立された。同社は現在は送金をはじめとする金融サービスに焦点を当てている。そして2006年、最後となる電報を配達した。
米電信会社、150年以上に及ぶ電報サービスに幕
「今となっては電話はインフラであり、コミュニケーション手段としてとても重要な役割を担っている。しかし、いつの時代も新しいテクノロジーの導入は大きな抵抗に遭った」と村井教授はいう。
ラジオ
「この無線オルゴールから商業価値が生まれる可能性はない。相手を特定しないメッセージに金を払う人がいるはずがない ―デビッド・サーノフ(1920年代)―」
カラーテレビを生み出したメディア王の言葉
デビッド・サーノフ(1891~1970)はメディアの開拓者だ。アメリカの大衆に娯楽を提供するマスメディアの手段としてのラジオやテレビを普及させた功労者でもある。
ロシア生まれのサーノフは1900年、少年のころアメリカに移住する。1930年には、ラジオコーポレーション・オブ・アメリカ(RCA)の社長になっていた。商業ベースに乗るFMラジオの開発に力を注ぎ、続いて大衆のためにカラーテレビを生み出した。
http://diamond.jp/articles/-/7315
ビル・ゲイツの迷言
「640KBはすべての人にとって未来永劫(えいごう)充分なメモリだ ―ビル・ゲイツ(1981年)―」
「サム、コンピュータに、なぜ2種類のフォントがいるんだっ!」
@SamFURUKAWA 昔、ビル・ゲイツに「アドビという会社が今後”書体”関連ビジネスで大成功しそうなので、MS-DOSにライセンスを依頼するか会社ごと買ってしまってはどうか?」と提案したところ、「サム、コンピュータに、なぜ2種類のフォントがいるんだっ!」
https://4knn.tv/gates-s-value/
「インターネットのアドレス空間は32ビットで充分だ ―ヴィントン・サーフ(1977年)―」
「電子メールよさようなら、FAXよこんにちは ―後藤英一(1986年)―」
電子メールの研究者
選者、村井純 いくら良いものや速いものを作っても、人に受け入れられないコンピュータサイエンスは駄目
「私はコンピュータが嫌いだ。なぜなら、機械のくせに生意気だから。コンピュータは本来、人の周りにあるべきもの。つまり、いくら良いものや速いものを作っても、人に受け入れられなければ駄目。コンピュータサイエンスは、社会と人が物差しなのだ」
「常識のはじまりは常に常識ではない」
現在のあらゆる「常識」の始まりは、「常識」ではないことがほとんどだった。
その「非常識」が人々に受け入れられるようになり、いつの間にか「常識」へと変化していったのかもしれない。
「今までがそうであったように、これからのインターネットも社会と人が物差しとなって作られていくだろう」(村井教授)。
村井純教授が語る:インターネットの歴史的名(迷)言集
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1211/19/news155.html