小池百合子候補のポスターを見かけない
本来ならば、組織力で11番の場所に「小池ゆりこ」のポスターが掲示されているはずだ…。
新宿区、高田馬場では、小池百合子候補のポスターを見かけない…。2016/07/17/Sun現在
政党に推薦されるかされいないかの差が大きい。それが如実にポスター貼りという活動に現れる。
たかがポスター、されどポスターだ。
自民党員が推薦候補以外の選挙応援・協力すると、家族、一族郎党、打ちクビになるという戦国時代のようなおふれをきっとだしたからだろう。党組織の仁義を守らない単独行動に対して、組織は実に厳しい仕打ちだ。
3年前の参議院選挙、小池百合子候補は、自民党の公報本部長だった…。
自民党の参院選ポスターを披露する小池百合子広報本部長
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201306110323.html
増田ひろや候補へのネガキャン
http://www.h-masuda.net/
一方、増田ひろや氏のネガキャンもさかんだ。事務方としての能力と東京一極集中を問うものだ。
都知事候補・増田寛也、舛添並みの悪行露呈!ファーストクラス出張三昧、岩手の借金2倍膨張
岩手県知事を務めた3期12年の間に、就任前に6000億円余りだった岩手県の公債費を1兆2000億円強にほぼ倍増させた挙句、低迷した財政の再建策を打ち出すこともなく東京に戻ったことから、「岩手を捨てて逃げた」と批判する声も多い。
また増田氏は、「総務大臣時代は三位一体改革として、地方交付税を財政力の弱い自治体に優先的に配分する政策である特別枠制度を作りました」と、総務大臣時代の実績をアピールしているが、東京の税金を地方に振りまく制度を構築したため、東京の税収のうちすでに1兆円が地方へと流れている。
http://biz-journal.jp/2016/07/post_15915.html
まぁ、これもきっと自民党は、想定内のネガティブ情報だろうが、「舛添並の悪行」のキーワードは危険だ。基本的に自民党のいいなりな候補だという事はわかりきっているが、「舛添並み」の感覚は都民としては、強烈な嫌悪感を抱きそうだ。舛添コンプレックスが植え付けれられてしまったからだ。
自民の票が割れると…鳥越の票が儲かる
自民+公明で284万 野党合計249万票
自民の票が、小池、増田と、割れると…。
284万票が、2分割されると、142万票づつ。
野党統一推薦の鳥越は、249万票のポテンシャルがある。
鳥越さんに、249万票集まれば…自民推薦の増田ひろや候補は、与党票の87.6%(249万票/284万票)は死守しなければならない。一方、小池ゆりこ候補に12.4%(30万票/284万票)取られるだけで、与党はピンチとなるのだ。小池候補にとって30万票は楽勝ラインだろう。あくまでも、これは2014年の都知事選挙のデータからの推定だ。
野党は過去の反省から、統一候補しか出せなかった
野党の票が割れると、勝てる可能性もなくなった2014年の都知事選挙。
この反省から、野党は統一候補しか出せなかった。石田純一氏はそんな空気を後押ししただけにすぎなかった。
自民は「小池の乱」を説得できなかったことが、敗因になる可能性が高い。小池さんを推薦したほうが良かったと後から、猛省することだろう。
結果として、野党統一候補の鳥越俊太郎さんが完全に有利。
野党は統一候補でないと勝てないことがわかっていたからこそ、人選に苦しんだ。
結果として、知名度とイメージで選ぶ候補となった。そこに政策はまったく関係なしだ。
もっと話しを戻せば、今まで前回、前々回、都知事選、2番手を2回も続けた宇都宮さんを野党統一で押せば選択肢は、せばまっていたはずだ。そこは民進党が原発反対議員を押せない党の事情があった。電力会社の労組経由での個人寄付があるからだ。しかし、共産党も宇都宮さんを説得し、鳥越さんを支援だからよくわからないものである。共産党は、党として、政党助成金を受け取らない矜持を示しているのだから、宇都宮さんを推し、野党統一の野合に入らずに、都民に選択肢を残すべきだったと思う。
惜しむらくは、鳥越俊太郎候補がもう少し、前から検討を重ねしっかりと準備をしていたら、圧勝だったと思う。しかし、今回は、参議院選挙の結果を受けてからの出馬なので勉強不足が露呈しすぎている。自分の命のある間にとか、見るに見かねてという立候補理由は、都民や都政の側をまったく見ずに自分自身のダンディズムでしか感じない。
これから都政を勉強していくという姿勢は、SPEEDの今井絵理子参議院議員となんら変わらない。まだこれから知識のノビシロがあるならば、それも信用できるだろう。残念ながら、ご高齢でがんのキャリアがある都知事候補に「これからの勉強とチャレンジ」に期待するのはリスクがありすぎる。
筆者は鳥越先輩とは、対談形式でお会いしたことがある、先輩ジャーナリストとしてのスクープ力は大変尊敬を申し上げているが、政治家としての認識は未知数だと感じる。まったく別の資質であるからだ。
さらに準備不足だけではなく、記憶力も疑問視されている…。むしろ、都知事の激務に体が耐えられるのか、そちらのほうが心配になる。遊説も目標を絞っているのか、体力を気遣っているのか、他の候補からすると1日数回と少なめな遊説のようだ。万一のことがあると、また都知事選挙が必要となる可能性もある候補でもある。むしろ、ご自愛してほしいくらいだ。
鳥越候補へのネガキャンもいろんな憶測が飛んでいる。
鳥越俊太郎氏 ネットとテレビでなぜ評価が異なるのか
数字の間違いにネットの人々は呆れた。記者会見で鳥越氏は、東京都の出生率について〈ほかのところよりは高い〉〈1.4前後〉と触れたのだが、だいぶ時間が経ってから事務スタッフの指示で〈東京出生率は1.1なので、全国最低です〉と訂正。その間違いも「えっ?」だけれど、より問題視されたのは、氏自身の年齢の記憶についてだった。〈私は昭和15年の生まれです。終戦の時20歳でした〉とすらすら述べたことである。終戦は昭和20年なので昭和15年生まれだと5歳。それを〈20歳でした〉と言ったまま、訂正もなし。ネットに驚きの声が相次いだ。「頭、大丈夫か?」「勘違いだとしても理解できない」。そして、そこから、一つの仮説がみるみる膨れ上がっていった。「ボケてるんじゃないか」「認知症の初期症状だろ」「はやく認知機能検査受けたほうがいいよ」。
この認知症説は、その後も衰える気配はない。13日の共同記者会見の際に、鳥越氏がボードに書いた公約の〈がん検診100%〉の文字がとても汚くて、「認知の検査絶対必要」の声が一層強まった。同日夜、『報道ステーション』出演時の表情がよれよれだったことからも、「うちのおじいちゃんがボケたときと同じだ」といった感想が方々からあがった。
http://www.news-postseven.com/archives/20160716_430734.html
疑問に感じた鳥越候補の平和感覚
むしろ、鳥越都知事候補の平和を願う心の強さは、戦争体験者の想いを代表している。二度とあの想いはしたくないという発想だ。
https://www.youtube.com/watch?v=R31gHfMt4Zk
鳥越さんの議論の問題は、常にそう思われるファクトを提示していないところ。
「願い」がいつのまにか「思い込み」になってしまっている。歴史的背景、条件設定がちがう…から大丈夫。では議論が成立していない。しかし、平和を愛する気持ちの強さが年配者の心をガッツリつかむ可能性がある。尖閣を買おうと提案した都知事がいる一方、人の住んでいない尖閣はどうでもよい。せめてこられたら自衛隊が闘う。そこで負けたら、とりかえしがつかなくなる。攻めても無駄か、攻めにくいか、せめたら大変、結果として相手をかわすという平和的解決手段がほしい。
都知事はこの21人の中から選ばなければならない
だから、本当に今回の都知事選びは、ほんと難しい。
出馬されている人からしか、都知事は選べないのだ。
そして、この3氏以外の候補の情報となると、とたんに少なくなる…。
驚ろくのは、ウェブサイトもなくて、都知事選に立候補している方が少なくないことだ。
1票でも票を増やしたければ、最低限ウェブサイトとtwitterくらいは欲しい。
一応、わかる範囲で掲載しております
twitterなど、掲載されていない候補者の方、ぜひ、 kanda@4knn.tv までお知らせください。
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http://go2senkyo.com/local/senkyo/15181