https://www.google.com/finance/quote/9064:TYO
時価総額 8,196億円
ヤマト運輸 の創立は1919年(大正8年)、資本金10万円、トラック4台からのスタート。小倉康臣が創業する。
良いトラック会社のあるべき姿
「どんな荷物でも、大量でも少量でも、いつでも、どこでも、安い運賃で運び、荷主に、荷受人にも喜ばれるサービス」だと定義した。
ある日、日本経済新聞のひとつの記事に目がとまった。吉野家の「牛丼一筋」の新聞記事を見た小倉昌男はハタと気づいた…。
http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/report/research/2008/no309.pdf
小倉昌男は、さっそく吉野家へ出向き、牛丼を食べ終えて謎が説けた。
牛丼一本に絞ることにより、良質な肉を大量に仕入れ、味がよく、値段が安い、メニューがシンプルなので、すばやく牛丼を提供できる。オペレーションが確立化されているので、素人のアルバイトでもその日から戦力となり、人件費を抑えながら品質を維持できる。吉野家のように思い切ってメニューを絞り、個人の小荷物しか扱わない会社、むしろ、個人の荷物しか扱えないような会社になったほうがよいのではないか?」と考えた。
運送会社も牛丼の吉野家と同じだ!
【戦略】クロネコヤマトの戦略
運賃 一個あたり500円 で1250億円市場。
❏綿密な市場調査とロジックによって事業成立の可能性を詰める。
…どこまで突き詰めても、それはその時点での仮説にすぎない。
…今度は、その仮説をビジネス化の中で実証し、仮説を進化させ、採算がとれる事業にするための修正をなんどともなく施す。
❏その課程の中で、ドライバーの概念も変わった。
❏単なるドライバーではない、セールスマンのようなドライバーが必要だった。
セールスドライバーという概念のはじまり
酒販店を全国の郵便局にする!
小倉昌男は考えた。
酒販店だ。
酒販店にとっても、荷受けするだけで、手数料が見込め、集荷をすると倍額の手数料が入る。オペレーションも、帳票に客に書き込んでもらい、サイズをはかり、集荷のポイントをはかるだけであった。なによりも、瓶ビールをケースでご家庭に宅配する時代だったから、荷受は空っぽのクルマを埋めるのに好都合であった。
初期の頃のヤマト運輸のクロネコヤマトロゴ
1952年の Allied Van Lines 社 のパクリ(笑)
1952 Ad
アメリカの運送会社のマークがモデル
――クロネコヤマトの親子の黒猫の企業ロゴは何かモデルがあるのでしょうか?
「子猫をくわえたお母さん猫のマーク」は、業務提携したアメリカの運送会社『アライド・ヴァン・ラインズ社』の「親子猫のマーク」が由来となっています。
――海外の運送会社のマークがモデルだったのですね。なぜアライド・ヴァン・ラインズ社のマークをモデルにしたのでしょうか?
このマークを見た、当時の社長 小倉康臣が非常に強く共感しまして、同社の許可を得て当社用にデザインをしました。
――なるほど。当時の社長が気に入ったことがきっかけなのですか。アライド・ヴァン・ラインズ社のマークも黒い猫だったのですか?
カラーリングについては、アライド・ヴァン・ラインズ社は白猫でした。
――なぜヤマト運輸では黒猫になったのですか?
はっきりとした理由は定かではないのですが、「当時の広報担当者のお子さんが落書きした黒色の猫の絵をヒントに、デザインをおこしていったところ、非常にしっくりきた」ことで採用されたといわれております。
――いつからこのロゴが使われているのですか?
このロゴマークが誕生したのは1957年です。
http://news.mynavi.jp/articles/2013/08/05/krnk/
【参照】
http://ameblo.jp/yamagatasoba/entry-11069198131.html