土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」
土井さんのテレビでの「一汁一菜」という自分の職業の幅を狭めてしまうような発言は、料理研究家としての真摯な声と感じた。いろんなレシピを研究し公開することが職業の方が「一汁一菜」で良いというからだ。
そこには、古き良き日本のノスタルジーだけではなく、健康の理にもかなっている。
日常の食事を一汁一菜と決めてしまえば、食事作りのストレスはなくなります。これなら料理が大変と言っている人たちにも、顔洗ったり部屋を掃除したりするのと同じ、毎日繰り返す日常の仕事の1つとして受け入れてもらえるんじゃないでしょうか。
http://kokocara.pal-system.co.jp/2016/12/19/ichiju-issai-yoshiharu-doi/
日本古来の「一汁一菜」を通して現代日本の食文化の見直しを提言する一冊。
確かに、昔の食卓には、かならず、ごはん、味噌汁、お漬物がありました。それで日本人は何百年、いや何千年も暮らしてきています。
糖質制限や、高コレステロール、いろいろ考えるのは欧米食文化の影響なのかも。美味しい一汁一菜を基本として、そこから季節や財布に応じてバリエーションを変えれば良い。
基本は、毎日、発酵食品を取り入れるほうがカロリー不足の時代ではない現在にとっての最善の医療でもある。