ソニー今期最終赤字2300億円スマホ事業で減損

ソニーは17日、2015年3月期の連結最終損益(米国会計基準)が2300億円の赤字(前期は1283億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想は500億円の赤字で、赤字幅が拡大する。スマートフォンの販売が苦戦し、同事業の営業権の減損損失約1800億円を営業損失として計上するため。従来未定としていた年間配当については無配とする。

ソニー今期最終赤字2300億円、無配に スマホ事業で減損 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞
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最終赤字が2300億円。

2013年
売上   7兆7,700億円
営業利益  260億円 売上比率  0.3%
税引前利益   260億円 売上比率  0.3%
当期純利益 ▲ 1,300億円 売上比率▲1.67%

金額もさることながら、売上に対する利益率が0.3%というのは、一体何の為にビジネスをやっているのかがわからなくなる。

東京スター銀行で売上を定期預金(0.3%)にしているのと同じ規模だ。
もしも、楽天カードで、7兆7,700億円分、買い物をしたら、1%ポイント還元で、770億円分ポイントが貯まる。

ウェアラブル事業は不動産ビジネス

 ソニーの平井社長は、かねてから、ウェアラブル事業を「不動産ビジネス」と呼ぶ。

 「人間には、手首は2つしかない。また、顔にかけるメガネはひとつ。一度に4つかける人はいない。そこを押さえることができるかが鍵になる」とし、「参入障壁が高い領域でもあり、言い換えれば、一等地を確保してしまえば、いいビジネスになる」とする。
http://ascii.jp/elem/000/000/933/933504/

もしかすると、ソニーは事業全体を金融・不動産としてもおかしくない現在のファンダメンタルだ。

 

右上部分だけを、金融会社としてのソニーに残し、他3部門はすべて、Apple株との等価交換みたいなドラスティックな展開をしないといけないのではないだろうか?

ソニーの技術者の、かつての遺伝子はたくさんアップルやサムソンにすでに流出し融合しているので、古巣の看板である、映画産業や音楽産業というプラットフォームで商売ができる今のうちに…。